さて、新聞報道などですでにご存知の方もいると思いますが

今回改定されるDSM(診断基準)が5となり

アスペルガー障害などのくくりがなくなるそうです。


詳細は以下の記事をお読みください

http://www.asahi.com/tech_science/update/0429/TKY201304290158.html



いろいろ思うところはあります。

でも去年くらいからこうなることは散々アメリカのタイム誌とかでも

取り上げられていた話です。


ただ個人的に大事だと思うのは

こういう表層の名前付けではなくて

脳内でどういう器質的現象が起きてるからそういう症状が出てるのかなどということをもっと掘り下げてほしいものです。


たとえば、前帯状皮質のある部位が不活性で表情認識ができず

NMDA受容体が不健全なために学習障害も発生

ヘントウタイが過剰の動いてるために社会不安もある


みたいな科学的かつ客観的な解析です。

今の精神医学ですと、表面的な部分だけ見て

あれこれ診断名を付けてるので


ある病院では○○、違う病院では思い込みといわれる

さらにある病院では××です


みたいにかなり出鱈目状態となっています。

ですのでもうそういった、看板はいらないので

頭の中身がどうなってるのかということをもっと知りたいものです。

これには医学の進歩が期待されますね。


ちなみにこういったことで客観的かつ迅速でわかり易い

判別が可能になれば、誤診はなくなりますし

適切な処置ができるので、間違った薬を飲んだりすることも

なくなります。


ADHDにしても例えば

どこそこの脳の部位のドーパミンD2受容体の数が足らないために

症状が出ている。ではこれにはこの薬をこれだけ

みたいになればいいなと思うわけですね。