最近、みんなの帰りが遅い。
家の前の信号から、
ぼくはいつも、
家を眺めてみるんです。
「今日も…いちばん乗りか…」
玄関のあかりも、部屋のあかりも…
何も灯っていない。
そんな夜が多くなりました。
シェアハウスを初めて2年弱経とうとしている。
シェアハウスをした頃は違ったように思います。
バーベキュー、旅行、ピザを食べたり、サッカー見たり…エロい話したり、映画みたり、銭湯いったり…たくさんの思い出が詰まってる、シェアハウス。
今日も1番乗りのシェアハウス。
誰の笑い声も聞こえないし、夏も近いのにサザンや、BONNIE PINKの夏っぽい音楽なんて、まったく聞こえない。
かすかに聞こえるのは、
雨の音だけ。
「そういや…雨ももう上がってるやん…」
こんばんわ。
織り姫どころか、シェアハウスの住人にも会えないオトコ、アラサーセンチメンタルテラです。
でもね。
思ったんですよ。
「これが、夫を待つ奥さんの気持ちなのかなっ」て。
↑違うかもしれないけど。
はよ帰ってきてや!
たわいのない話をしよーや!
会社の悪口いおーや!!!
電車で見かけたキレイな女の子の話…
しよーや!!!
そんな気持ちでいっぱいだったんですが…
ほんまに…
でもね、そんなこと考えたら…
また思ったことがあるんです。
「ちゃう」
「ちゃうわ。」
「帰ってきたくなる家にすることが大切なんかもしれへん」
そう、思ったんです。
家があることに頼りすぎて、
大切な中味の部分を
甘く見ていたような気がするのです。
それをシェアハウスの住人のせいにしてたような気がするのです。
とても浅ましい。
だから、今夜ぼくは
こっそりとペンを取りました。
誰にも知られることのないように。
こっそりと筆を走らせることにしました。
そして、天の川にお願いをするのでした。
みなさんの願いことも叶いますように!
シェアハウスあるある
「住人がくさいウンチしたら殺意めばめる。特に朝。」
テラ