アスペルガーやADHDなどの発達障害の大学生が増加中 | アルフレッドのブログ


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アスペルガーやADHDなど、発達障害がある学生が増えているという。

日本学生支援機構が全国の大学などを対象に実施した実態調査によると、2011年5 月1日現在、発達障害の診断書がある学生は、298校に1179人が在籍していた。

診断書がなくても、発達障害と推察されて教育的配慮が行われている学生も、2035人おり、診断書のある学生の約1.7倍に上ったそうだ。


発達障害患者が増加したのか、それとも発達障害に関する対応が進んだ為に広く認知されるようになったので潜在的な患者が表面に現れ増加したのかは定かでない。また発達障害の原因に関しても脳機能の障害によって生じると考えられているが不明な点も多い。ただし、発達障害患者が一般的な社会生活を営むことが困難であることは明らかである。本人はいたって普通だと思っていても、周囲と同調できない為、違和感を感じ、苦労している人も多い。


 学校側の子どもたちの支援も始まっているそうで、2007年度から特別支援教育が本格的に始まった小・中学校と高校では、特別支援教育コーディネーターの配置や、個別の指導計画の作成などを通して、一人ひとりの教育ニーズに応じた支援が進んでいる
 
 大学入試センター試験では11年から、特別措置を申請できる障害種別に、発達障害が新たに加わった。申請が通れば、試験時間の1.3倍延長、拡大文字問題冊子の配布、別室受験などが認められる。11年は95人、12年は135人が特別措置を申請し、発達障害がある受験生への門戸は広がっているという。



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発達障害にはADHDやアスペルガー症候群などがあげられるそうだ。っということでネット上で簡単にできるセルフチェックテストがあったので、気になる人はやってみよう。


ADHD:(ソース:ADHDの症状
症状としては「不注意」「多動性」「衝動性」があり、程度は、主に周囲の環境や人間関係に影響される。じっとしていられない、注意力の欠如、暴れる、衝動的に物事を行うなどの行動となって現れる。原因については、脳機能の障害によって生じると考えられているがいまだ解明されていない。ADHDの人は、短期記憶や感情のコントロールを司る前頭葉の働きが普通の人に比べて良くないことが知られている。


診断テスト:ADHDセルフチェック
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アスペルガー症候群:(ソース:アスペルガー症候群とは
知的な遅れはないが、会話や行動の仕方に3つの特徴がある。それは、社会性(非言語性コミュニケーション能力)の欠如、言語性コミュニケーション能力の欠如、想像・思考力の欠如である。これらの特徴は、回りくどい話し方、相手の表情やしぐさなどからその人の本当の気持ちを察するということができない、こだわりの強さなどの具体的な行動になって現れる。原因については、脳機能の障害によって生じると考えられているがいまだ解明されていない。目から入ってくる情報を上手に脳の中で処理することができず(空間処理をする能力など)比較的運動能力の乏しいと思われる人たちが多い。


診断テスト:アスペルガー症候群スペクトラム指数
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 また、発達障害ではないが、アスペルガーと良く似た症状のある病気として統合失調症がある。統合失調症は10代から40代くらいまでの比較的若い世代に起きやすく、約100人に1人の割合でかかる病気だそうだ。

統合失調症:(ソース:統合失調症とは
 症状には個人差があり、主な症状として、実際には存在しない声や音が聞こえる幻聴やあり得ないことを信じ込んでしまう妄想、頭の中が混乱して考えがまとまらなくなる思考障害、興奮症状等の陽性症状と、また意欲の低下や自閉傾向(閉じこもりがちなこと)など、エネルギーが無くなったような陰性症状がある。原因ははっきりしていないが、その人の生まれ持った素質、生まれてからの能力・ストレスに対する対応力、ストレスを引き起こすような環境要件などが絡み合って発症すると言われている。


 統合失調症では発症して比較的短期間に症状が出て別人のようになるが、アスペルガーは先天性であり急に変わる事はないそうだ。統合失調症では進行性の症状が出るが、アスペルガーは主たる症状が酷くなっていくことは無い。一見似た症状が有るため、アスペルガーの方が統合失調症として診断されたり、アスペルガーで統合失調症を併発していると診断される場合が有るという。

 統合失調症のチェックテストでは錯視が用いられる。一般の人には見分けづらい錯視が、統合失調症の人だと簡単に見分けることができるのだそうだ。

錯視チェックテスト:Schizophrenia Test | Mighty Optical Illusions

 左側の大きな格子柄の中央の薄いグレーの円と同じコントラストを持つ円を右側4つの中からいくつか選んでみよう。



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こちらも同様、中央の大きな円の真ん中の円と同じグレーのコントラストを持つ円を回りの小さい8つの円からいくつか選んでみよう。


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 統合失調症の人はこの錯視の問題を楽々すばやく判断することができるという。

また、お面の裏側に存在する凹んだ顔を、普通の凸面の顔として知覚する、「ホロウマスク錯視」に関しても、統合失調症の患者はこの錯視を起こさないという。普通の人にはお面が回転すると、両方とも顔が浮き出てみえるのだが、統合失調症の人は、どっちが裏でどっちが表か簡単にわかるのだそうだ。