初冬の候
もう冬なのに夏の異常な暑さの名残りか暖かで麗らかな小春日和の日に、鈍った身体で低山の山歩き。
初冬ならぬ晩秋のような暖かさが気持ち良く、枯れ葉の絨毯は足に心地よく優しいが、この所の首と肘が痛いのがたまにきずだ。
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秋の名残りの初冬、そこで一句
北原白秋、歌集『牡丹の木』から
秋の日の白光びやくくわうにしも我が澄みて思おもひふかきは為すなきごとし
〈要約〉
秋の日のおだやかな白光びゃっこうに私の心は澄みきって深く満ち足りた思いはもはやこの上何もなすべきことはないかのようだ。