こんばんは!
今日はRが大好きなゲームについて書きます。
PSVita版サモンナイト6を買いました。
サモンナイトはRの中二時代の生命とも言える作品でした。
私の家には小2から中3までテレビがありませんでした。
母曰く いらんやろ
でも、私は友達の家でサモンナイト2というゲームに出会ってしまった。
ゲームボーイすら、ポケモンすら禁止されていた私が、テレビもない私が、当時とても感動したのを覚えています。
とは言ってもゲームボーイは隠し持っていたんですけどね。
後に叩き割られたり悲しい結末もあるのですが、今回は割愛。
サモンナイトを友達の家で友達がやってるのをひたすら見るだけの、羨ましくて悶える日々。
中3でお父さんにテレビとゲーム機を買ってもらった喜び。
そこでやっとサモンナイト2に着手したわけです。
この時の友達はネタバレを控えてくれていた為、ゲームのエンディングはまだ知らなかったのです。
一年も言うのを我慢してくれた友達はすごくいい友達だったのでしょう。
以下ひたすらサモンナイト6とサモンナイト2のネタバレなのでプレイ予定で未プレイの方は閲覧をお控え下さい。
大丈夫ですか?
では始めます。
オープニングで美人が映ったんですよ。
これはもう、綺麗で優しいお姉さんに違いないと一目惚れした14歳のR。
実は
友達の家でそれは既に判明済み。
もう、それだけでびっくりなわけですよ。
さらに驚愕の事実がRを襲うのを、この時の私は知らなかったのである。
サモンナイトには伝統として夜会話なるものがあり、登場キャラほぼ全員との特別なエンディングが用意されています。
言わばギャルゲーにも乙女ゲーにも、レズゲーにも、ホモゲーにもなります。
主人公も男女好きな方を選べるのもまた魅力の一つでした。
私は迷わず女主人公にして、あの綺麗な男の人と特別なエンディングを見る!
友達も大体全員とのエンディングがあると言ってたので、すごく楽しみにしてたんです。
彼の名前は、レイムというのですが、レイムが仲間になるまでとりあえず他のキャラとの夜会話を見たりして待ちました。
待って、待って待ち続けることゲーム後半。
カッコいいキャラは大体後半とかにひょっこり仲間になるもんですよ!と思ってた私に、衝撃が待ち受けていた。
穏やかで優しい彼が豹変した。
そう、レイムは実は死んだ人間であり、主人公を騙して遊ぶために悪魔メルギトスが乗っ取っていたのでした。
縊り殺してあげますよ!と叫ぶ彼はもう間違いなく悪魔でした。
彼はサモンナイト2のラスボス…レイムメルギトス。
嘘で人を翻弄し、言葉で弄ぶことを生き甲斐とする悪魔、歪んだ、歪みきった主人公達への気持ち。
泣きながら戦いました。
もしも私がこのゲームの主人公であったなら、悪に堕ちてでもメルギトスの傍に行きたい、そう思った中3の夏。
メルギトスを倒すも、彼は主人公ではどうしようもない絶望みたいなの世界にばら蒔こうとする。そこに芋系ヒロインのアメル、もしくはメガネ系兄弟子のネスティが命をかけて彼を封印。
メルギトスは、今は封印されてあげますが、いずれまた。というようや気になる台詞を残して消え去ります。
さて、2でそんな終わり方をしたから3や4や5で、もしやまたメルギトスに会えるかも知れない。
そんな思いで色々情報だけは集めていたのですが、いっこうにその気配はなく、ただ月日だけが過ぎ去り、今日を迎えるわけです。
あれから約13年
サモンナイト6発売!
今作は過去作のキャラ達が集まるお祭りゲー!
的な情報を耳にすることになるR。
しかしホームページを見たところ、各作品の主人公とその相棒的なポジションまでしか出ておらず、脇役は既にハブられている模様。
なーんだ、やっぱりね。
と思い、よくよく見ると…
走りました、迷わず走りました。
あの日見た夢の続きを僕はまだ知らない。
勿論、13年も経てばメルギトスへの気持ちは薄れていますよ。
それでも、あの日あんなに憧れたあの人に再会出来るなら、それは確かめざるを得ませんよね。
皆さんも絶対そうだと思います。
初恋のあの人を見たくて同窓会に走る、そんな感じです。
ここらから6の感想…と見せ掛けてメルギトスの感想。
念願の夜会話、たった2回しかなくとも、嬉しかった。
もう!何コレ。
でも実際はゲーム内でもかなり浮いてます。
仲間になるんですが登場人物全員にかなり嫌がられており、日常シーン的なイベントで出てくる度に突然彼のテーマBGMが流れ、深刻な雰囲気になります。
シュールギャグみたいになってます。
人を陥れて楽しもうとはするのですが、嫌われすぎてて誰も彼の言葉に耳を貸さないのがシュールでしかない。
私なら、聞いてあげたいとこではありますが、まぁ画面の向こうに声は届きません。
夜会話で判明した事実ですが、悪魔である彼は実は元々天使であり、真実にとても敏感だったそう。
だけどどれだけ助けても人は嘘を好み、争いを生む。
そして…彼は変わってしまった。
13年越しにそんな気持ちを聞かされた私はどうしたら良いんだとなりながら、プレイを終える。
メルギトスエンドは酷いものでした…。
色々あって、ラスボスを倒すと主人公や主人公の住んでる世界は消える、ラスボス倒さないとみんなの元の世界が消える…というもの。
それぞれに決意を固め、ラスボス撃破。
消える前に最後に主人公の心の台詞で
私は、最高の友達の元へ駆け寄る。とあったのですが、
…メルギトスが主人公と最高の友達になった描写はなく、絶対嫌ってるやん!と突っ込みたくなるシーンとなっていました。
最後までシュール。
そして元の世界に戻ると他のキャラだとみんな記憶から主人公が消えしまってるけど、何か素敵な友達がいたような気がする…的な終わり方だったのですが、メルギトスのエンディングだけ、主人公との記憶が消えておらず…
おっ!これはラブラブエンドに期待!
と思ったら勿論全然そんなことはなく主人公のペット的な奴を勝手に連れ帰って玩具にしようとしてるだけの最低エンドでした。
何だこれは!
でもメルギトスらしい……かな。
続いてゲーム自体の感想。
ゲームとしての出来は相変わらずイマイチです。
・シミュレーションにあってはならない見辛いマップ
・シミュレーションにしてはシステムが何かイマイチ
・タクティクスオウガとかFFTAの方が多分シミュレーションとしてはいい出来
・育成の余地が少ないやり込めない仕様
・多すぎるキャラのエンディング
・の割に変化のない苦痛の周回プレイ
・一応経験値をポイントとして引き継げるので、強くてニューゲームは可能
今回1番突っ込みたかったのは、以前のハードだとDSやGBAといった容量がアレなハード以外ならフルボイスだったのに、Vita版である6は時々ボイスでした。
夜会話くらいは全部ボイス入れて下さい、手抜きですか。
っていうのが感想ですね。
このゲームを買うとしたらお気に入りのキャラが出てる場合や、元々全部のキャラが好き、キャラ同士が集まってワイワイしてるのが好きな人くらいにした方が良さそうです。
私は久しぶりにメルギトスに会えて満足だったので、よしとします。
周回プレイはしんどいので多分しません笑
それでは長々とつまらない話を聞いてくれてありがとうございました!
あーる