群馬県伊勢崎市で
犬による咬傷事故が起きました
詳しい状況はまだわかっていませんが
突然噛まれた子供や襲われた人は
とても怖い思いをしたことと思います
たとえ相手が小型犬であったとしても
犬に噛まれるという経験は
恐怖のトリガーになります
ましてや今回は体長1メートル30センチほどの四国犬
四国犬は忠誠心は強いものの
気性は荒めで体力もあるため
散歩の際などにも注意が必要な犬種です
当院でも扱いに注意する犬ということで
四国犬の保定は
飼い主さんにしてもらうことになっています
噛まれたお子さんが必要以上のトラウマを抱えないことを
祈るばかりです
そして犠牲になってしまった
トイプードルのご冥福を祈ります
その後の調べで当該犬は
「狂犬病の予防注射」を済ませていなかったとのこと
このことに関しては飼い主は
犬を飼う人間として猛省しなくてはいけませんね
飼い方を含めて厳しい処分が下されることと思いますが
獣医師の立場として言わせていただくと
野生動物のクマなどが
人を襲うことを覚えてしまったという事故とは異なって
犬自身の問題より飼い方や管理の方法に問題があった
どちらかというと犬も被害者だと思うので
今後も適正な飼い方で生きていけることを祈ります