東京は8月に入ってからは連日の猛暑でなかなか着物を着よう!という気にはなれず、あっという間にお盆になりました。

夏物と言えど着物は着物の下に襦袢と下着で最低でも合計3枚は着るので完全にエアコンの効いた室内以外だとかなり辛い事になります。。

昔の日本は今よりも涼しかったとはいえ、エアコンもない中での着物での生活はさぞかし大変だっただろうと思います。


そんな中、下にゴテゴテ着なくてもサラッと着れてしまう浴衣!


昔の日本では浴衣はお風呂上がりに着るローブの様な役割の日常着で身体を拭く役割もしていたので「身ぬぐい」などとも言われていたらしく、本当に隣近所へ行く時などに着て歩くような着物だった様です。

今よりももっとラフなものだったらしい。
短パンにTシャツのようなものだったのかな?

今では華やかな柄行きの物も多く、襦袢に襟を付けて街着としての着方もしたりと現代では最も身近な和服として親しまれていますね。

綿で出来ているのでお手入れも簡単だし、何より浴衣を着ると夏をまさに肌で感じる事が出来ますから、私も大好きです!

今年はなかなか浴衣を着るタイミングに恵まれず、街で着ている人を見ては私も早く着たいと思っていました。

先日伺ったゲランの口紅の新色発表のパーティーは神宮の花火大会の日で会場から花火が見えると聞きチャンス!とばかりに浴衣で伺いました

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私のこの浴衣は日本橋にある竺仙(ちくせん)という型染め屋さんのもの。
天保13年から170年つづく染め屋さんで浴衣以外にも小紋や手拭い、歌舞伎役者の楽屋のれんなど様々な粋で素敵な柄の型染めの生地をつくっています。

柄は私の誕生花の紫陽花柄
私は身長が高いので細かく採寸して誂えています。

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帯は紗の博多織の半幅の浴衣用です
紗というのは少しでも風通しが良いように細かくレースのように透かして織ってあるので夏物になります。

紗のハリのある素材を活かして涼しげな変わり結びにしてみました。
上手く結べたかな?


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お気に入りの下駄は谷中の履物屋さん、平井さんのもの。
鼻緒は藤色のビロードを挿げてもらいました。
形は下駄底の後ろの歯が丸い小町型
裏底にゴムが貼ってあるので滑らず、カラコロとは鳴りません。

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夏用の透し織の帯締めをしてみました!
ちょっと襟が下がりすぎてるけど。

私は浴衣もきちっと着たい派
浴衣の時はアクセサリーはしません。
そのほうが粋だし清潔感があると思います。


浴衣を着ると夏の気分倍増!

もう一回位着たいなぁ。

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