ちょっとご無沙汰してしまいました。
少しずつ本格的に冬の気配ですね

先日、仲良しの麻美ちゃんと歌舞伎を観に行きました。

せっかく日本の古典芸能に触れるので2人で着物でお出かけ。
麻美ちゃんもお母様から譲られた、素晴らしいお着物をたくさん持っているのでなるべく着物を着るチャンスを2人で作っていこうという話になり、この日は着物で東銀座の歌舞伎座へ。

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10月から5月までは裏地のついた袷(あわせ)の着物で。

私は白い椿と雪の結晶と三日月の小さな柄の付け下げで
和装のバッグはぎをん 伊と忠
草履は銀座 ぜん屋さんのもの


付け下げとは訪問着より模様が少なく、パーツのつなぎ目の模様がつながっていないもので
訪問着よりは格下ですが全体に大きな柄の飛んでいる小紋よりは格上になります。
太平洋戦争中に、製作工程に時間がかかる派手な柄行きの絵羽模様の訪問着が贅沢品とみなされ禁制品となり、主に花柳界で芸舞妓さんの間で訪問着の代用として定着したもの。

訪問着よりあっさりとした印象のものが多く、帯によってはよそ行き着から準礼服として活用の幅も広く便利です。

お茶の席でも多く見られる着物です。

付け下げは袋帯を二重太鼓に結べば結婚式や祝賀会などに、
あっさりとした名古屋帯を締めればよそ行きや軽いパーティーなどにも。

派手な柄で手の込んだ訪問着よりはお手頃ですし、用途も広いのでオススメです。
私のこの付け下げは特にあっさりとした柄行きなので色無地感覚でも使っています。

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私はこの薄ぼかしの浅葱色に白椿に三日月、雪の結晶という可憐な印象が気に入り誂えました。
日本の伝統色の水色系は少しくすんでいて、肌色が映えるので好きです。

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帯は加賀刺繍の作家さんのもの。
黒地に刺繍なので割と派手ですが、私が多く持っている地味目な着物に映え、格をあげてくれます。
今回は冒険して同系色で合わせてみました。


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麻美ちゃんは白黒の梅のお花の訪問着で
長身で甘い顔立ちが映えて美しかった!!


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今回見たのは夜の部で成田屋の11代團十郎の50年祭にちなみ、勧進帳と忠臣蔵と河内山。

海老蔵さんのご長男、勧玄くんのお披露目もあり歌舞伎座は満席で活気に満ちていました。
眠たそうにヨチヨチと出てきた勧玄くんがとても愛らしかったです。

忠臣蔵は時間も長く、物語も舞台も暗いので理解するのがなかなか難しかったのですが
赤穂藩国家老、内蔵助役の仁左衛門さんが何とも凛々しくて素敵でした。
仁左衛門さん、ハンサムで思慮深いイメージで大好きな役者さんです。
上方の方らしく、おしゃべりすると面白い方の様ですね。

勧進帳はわかりやすく、最後の河内山はずる賢くやんちゃな茶坊主を演じる海老蔵さんの魅力が満載で会場では笑い声も。

ひさしぶりに歌舞伎を観ましたが、やはり楽しい!また機会があったら行こうと思います。


東京もすっかり寒くなってきました、周りでは風邪をひいている方も多いです。
皆様もお気をつけ下さい!
楽しい週末を!!

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