22日、山元町の支援行動に参加した。


午前中は、医学生2名と仮設住宅で地元の医療生協組合員が催す集会での健康チェック。多くの人が高血圧と糖尿病の治療中。血圧や体脂肪を測りながらも、その数値だけでなく生活実態や「こころ」を聴くことが大きな役割。「生活指導」が目的でなく、今以上に悪くならないようにするための動機づけが大切だと思っている。毎日の生活の中でちょっとだけ気をつけてほしい、そんな思いでひとりひとりと向き合った。久しぶりに看護師にもどった感覚だった。

おしゃべりあり、歌あり、そして笑いあり。心に溜まったかさぶたが少しは取れてくれていることを願った。


午後は、津波被害のお宅の庭土の除塩。海の砂が流れ込み庭中を埋め尽くしている。庭といっても恐ろしく広い。月曜日から支援に入っている3名のメンバーの頑張りで、あと一息までになっていた。下の土が見えるまで10センチ以上の土(砂)を削り取り土のう袋に入れる。それを道路沿いまで運び出す。一つの土のうは重いもので30kg以上はある。それが450袋になった。組合員さんの協力もあり総勢9名、雨や雪もたいしたことなく、寒さも大丈夫、全員汗だくでやり終えた。

ここのお宅は、この1年9ヶ月の間、家の中から庭を見ることを避けていたそうだ。畑を作り花を植えおしゃれな元の姿が想像できるまでになった庭を見て、「これから毎日庭が見られる、これからがんばる気力がでてきた、新しい年が迎えられる」と言っていただいた。個人だけではしたくてもできない現状は、もっともっとある。できるところから一つずつ、ボランティアの存在意義がここにある。忘れない・・・もっと多くの仲間に参加してもらいたい。


そして23日、背中と腰と腕と・・・時間が経つごとにだんだんと痛みが強くなってきた。まだ階段は登れるけれど明日はどうなっていることやら・・・ガーン

ブログを書く姿勢も限界なので、第2報は明日にまわそう。


最後に、10月から3ヶ月間、現地の常駐コーディネータとして頑張った神戸医療生協の福島さん、知らない土地で単身赴任、心も相当しんどかったと思う。でもしっかりやり遂げた。本当にご苦労様でした。


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