Fallinlove2nite
君から突然のランチのお誘い。
今まで、友達みんなで会ってはいたけど、
2人きりで会うのは初めてで。
待ち合わせた場所で、お互いの姿を見つけた時も、
いつもとは違って、なんだか気恥ずかしくて。
店を変えてからも、
一体、何時間、話し続けたのだろう。
気付けば、
辺りはすっかり日が暮れて、
見事なほどに美しい星空。
「こんなに綺麗な夜空の日もあるのね」
なんて、君はしきりに感心している。
夜風が優しく2人の心を包む。
僕の目をじっと見つめる君。
にっこり微笑みを浮かべて、君は言う。
「ねぇ? 私、あなたに恋しそう」
僕の体は、一瞬、硬直したけど、
咄嗟に、彼女の手を握った。
しっかりと力を込めて。
ねぇ? 知ってた?
僕はずっと前から君に恋していたんだよ。
💜朗読