REVELATION
君の微笑みが無言のうちに教えてくれた。
僕のすべてを赦していいのだと。
僕という存在は、【愛】に値し、
【愛】を生み出せるものなのだと。
性愛のまどろみの中で、
君の肌に触れるたびに、
身体中に拡がる、この喜び。
君の中に入って、君とひとつになって、
抱き合いながら、静かに時を待つと、
しだいに押し寄せる快感の波。
君の愉悦の表情と、押し出される吐息と、
身体中を走る電流のようなしびれの大波に、
僕の身体も丸ごと飲まれていく。
なすがままに、身体と心を解放する。
そこで見るものは【空】だ。
君もなく。 僕もなく。
ひとつになった僕らは【愛】だ。
【愛】なる僕らは、
【神】の聖域に足を踏み入れる。
💜朗読