こんばんは。
熊谷文乃(くまがいあやの)です。
ざっくり内容を書きますね。
何十年も漁師をやっていた52歳の男性(徳永さん)は、音符も読めなければ、ピアノに触ったこともありません。
徳永さんはある日、テレビでフジ子・ヘミングさんのラ・カンパネラを聴いて衝撃を受け、「この曲弾きたか〜!」と思い、なんと7年間、毎日10時間練習したそうです。
「楽譜がわからないばってん、今はこの指、次はこの指って指に覚えさせたけんね。7年間毎日10時間、指に完全に覚えさせてしもうたけんか、指が勝手に動くけん。」
久しぶりに見たけど、やっぱり感動✨
絶対無理って誰が決めるんだろう。
決めるのは自分だけ。
人の想いには膨大な力がある。
10000人が無理と言っても、自分が無理だと思わなければ出来るんだよ。
一昨日の夜、この時のブログを読んでくれた卒業生さんから「文乃さんが以前ブログに書いていた漁師さんのその後を、今日23時からテレビでやりますよ」という連絡をもらい、早速見てみました。
その中でとても感動した言葉があります。
徳永さんが中学校に講演に行った時の言葉です。
ある日偶然、フジ子・ヘミングさんの「ラ・カンパネラ」の演奏を聞いて、俺もカンパネラを弾いてみたいと思ったんです。
52才からピアノをする前は、趣味がパチンコで30年間ぐらいパチンコばっかりしよった。
朝9時から夕方6時まで毎日、黙って椅子に座って9時間ずっとパチンコしよった。
それがフジ子さんの影響でピアノを始めた。
それから10時間、毎日ピアノを練習しよった。
俺が言いたい事は、それまで毎日9時間パチンコをしていたおかげで、ピアノの椅子に10時間座れることも苦にならないような形になっとっとですよ。
要するに神様が俺にピアノをさせるために、まず最初にパチンコで椅子に座る努力を与えさせたんだ。
後になってみたら、“あの事にはこんな意味があったんだ”とわかる事がよくあります。
徳永さんもパチンコに出会う前にピアノに出会っていたら回り道しないで済んだかもしれません。
でも、「パチンコがなければ10時間もじっと椅子に座っていられる性格ではなかったので、ピアノの練習は続かなかったと思う」とおっしゃっていました。
私も「もっと早く、余計な回り道しないでストレートにゴールに行ければいいのに」と思った事が何回もあります。
でも、一見遠回りのような出来事もその経験が必要だからするんですよね。
ハイヤーセルフはこの回り道をよく経験させます。
その事が自分に必要だから。
それを一番よく知っているのがハイヤーセルフだから。
今は分からなくても、いつの日かきっとわかる日が来ます。
徳永さんも「まさかパチンコしかしていなかった日々からこんな風になるなんて」と感無量の様子でした。
そして、なんと徳永さんをモデルにした映画「ら・かんぱねら」が制作されることになったそうです。(徳永さん役は伊原剛志さんで、来年秋の公開予定)
人の一生はどうなるかなんて誰にも分かりません。
今起こっている事は、いつかのための伏線なのかもしれませんね。
“まさかあの出来事がここに繋がっていたなんて”という事は往々にして起こります。
この事がどこに繋がるのか今は分からなくても、いつの日かきっとわかる日は来ますよ^^
“その日のために、今は目の前のやるべきことを丁寧にやっていこう”そんな風に思えた徳永さんのドキュメンタリーでした。
4年も前のブログを覚えていてくれて、連絡をくれた生徒さんにも感謝です✨
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
愛と感謝を込めて。
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