ちゃんと責められるということ

ちゃんと責められるということ

ちゃんと泣くということ

を

あなたはしたことありますか？

なにかあれば

たいていは

慰められ、

あなたのせいではない

誰のせいでもない

自分を責める必要はない

それも運命だったのだから

起きることが起こっているのだから

大丈夫

と言われ

なにかあれば

布団をかぶって

ひとりぼっちで布団をかぶって誰にもわからないように

誰にも気づかれないように

静かに泣いた

あれからたくさんのトキが過ぎ

そのことはもう記憶のかなたに追いやられ

自分の中でとっくに無いものになっていた

それは無いものではなく

ただ忘れ去っていただけで、

ちゃーんと私の中に残っていた

封印などと大げさなものではない

自分でも忘れているその小さなカケラは

どこかでチクチクと心を刺していたんだね

あまりに小さいトゲだから気付けない

それが

アドバンスの卒業合宿の日

そのトゲが鋭い刃物になって

突然私を突き刺した

あまりに不意打ちだったから

剣道二段の私でもよけれなかったよ(汗)

ぢんさんが私ではない他の人に向かってわざと不安を煽る言葉を言ってたの。

「こうなったらどうしよう

これが現実になったらどうしよう

いやだよ～

怖いよ～」

と

私達が日頃ふと不安になって

考えちゃうようなことを

「うん、そうなるで～～

きっとそうなるで～～

こうなってああなってみんな不幸になるで～～

最悪の結果になるで～～」

最悪の結果・・・・

私はそれに反応してしまった。

だって過去に

本当に

最悪で

不幸で

なんで私だけがっ

信じられないっ

なんで生きてるのかわからなくなるほどの出来事があったのだから。

もうとっくに終わったはずの痛い、が

反応してしまった

その私の反応を

この人は見逃さなかった

ううっ、私は捕らえられた獲物・・・

そこからは

今まで言われたこともないような

責めの言葉がガンガン私に浴びせられる

いかに私がひどい人か

いかに私が最低の人間か

いかに自分がどうしようもない人間か

鬼、人間失格、あとはなんだ？

泣いてて覚えてないや(笑)

泣いたよ

泣きじゃくったよ

みーんなが見守る中で

もう、大声で泣いたよ

びっくりした。

えーっ、ここまで言うの？

私、こんなことまで言われちゃうの？

ひどいよー！

私のこと何も知らないくせにー！

あの時の若い私は

自分を責めたけど

誰も私を責めなかった

だーれも

言わなかったお前が悪い、の言葉が

今、岩のようにガツガツと降ってくる

ああ、

私、ちゃんと責められたかったんだ！

お前は悪いヤツだね

最低なヤツだね

どうしようもないヤツだね

と

責められたかったんだ

悪いヤツで

最低なヤツで

どうしようもなく惨めで

人間失格なヤツで

それでも

それでも

それでも

私は

愛されていた

それをちゃんと

受け入れた瞬間だった

ちゃんとしなくちゃ、

無理に笑顔を作って

私はもう立ち直りました、を

演じて回りの人を安心させなくちゃ

なんて、けなげな私なんざんしょ

そんな私がいたなんてね

びっくりしたよね        私

まいったなぁ

アドバンス卒業前にちゃんと年貢を納めたつもりが

追加徴税の方がはるかに高かった

自分てね

自分にウソをつく

たいていは、もう大丈夫、というウソを

ああ、本当は

本当に大丈夫なのよ

すべては大丈夫なのよ

でも辛い、苦しいをとことん味わう前に、

もう大丈夫ということにしておこう、

あの人も、この人もそう言ってくれるし。

その上

助けて

なんていったらキラワレル・・・

そうやっていつの間にか忘れた「苦しい」は

消えてないから生活のどこかで反応してるはず

ちゃんと大丈夫にするには

受け入れること

そしたら無理やり言い聞かせてた大丈夫が

本当の腑に落ちた大丈夫！になる

あーっ！

泣いたよーっ！

私がおんおん泣くのを

アドバンスの仲間達は静かにしっかり見守ってくれた

みんなありがとう

そして

ぢんさん

どんなひどい言葉を投げかけても

私を信頼してくれたのがよくわかりました

すべては

大きな大きな愛だった

ぢんさん

本当にありがとうございました

もう安心して心から笑うよ

笑い転げるよ

うひょひょ♬♩♫♪☻(●´∀｀●)ﾉ☺♪♫♩♬