雨季のシーズン
小さくできた水溜りやちょっとした用水路で蚊が発生し、その蚊のうちデング熱を発症させる力を持つ蚊がいます。
この蚊に刺されると、潜伏期間は早くて2日~1週間に突然の高熱発症(38度以上)を引き起こすと言われております。
治療方法としては対症療法しか今のところは対応できないのが現状です。
風邪に似た症状ではあるのですが、鼻水や喉の痛みなどはあまりなく、発熱による頭痛、筋肉痛、関節痛がメインです。
食欲は少し落ちますが食べられないわけではなく、吐き気などもあまり伴わない印象です。
解熱剤としてはアスピリン系の薬の処方は禁忌となっており、アセトアミノフェン系の薬の処方が効果的です!!
あとは脱水対策としての水分の補給。
そして、安静。
体力を温存することが大切かと。
症状は寛解と憎悪を繰り返し発熱症状にムラがあります。
薬で落ち着かせるのもあるとは思いますが、上がった熱を下げたときは楽にはなるものの、下がったところから上がる時には倦怠感を感じます。
デング熱で怖いのがデング熱出血熱!!!
デング熱を発症した20~30%の人に発症すると言われており、その中の1%は死亡に至ることも。
この傾向を見るためには採血での血小板減少の有無を診る必要があります。
このデング熱出血熱の出血傾向がもっとも怖い症状のひとつです。
一番の予防策は蚊に刺されないこと!!
蚊除けや長袖、長ズボンを着ること、蚊取り線香の設置など。
発症した際にはとりかく症状に合わせた対応が一番です!!
皆様お気をつけ下さいねー!!!