経済活動再開の”呼び水” | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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政府が予定を前倒してGOTOキャンペーンに踏み切ったのは、感染拡大を予防しながら同時に社会経済活動を本格的に回復させるためだ。
経済活動の停滞が長引けば、コロナではなくそのために命を落とす人が増える。

しかし、お金を使うのなら、そんなに分かりにくいことをせずに旅館や困っているところに直接給付するべきだとの声は多い。

「尻ぬぐいを税金でするな」 福島党首、GoTo批判
朝日 2020年7月21日 23時57分
社民党・福島瑞穂党首(発言録)

 感染症が拡大している中で感染症を広げていくような「Go To キャンペーン」は間違っている。旅館や困っているところには直接支援をするべきだ。

 政府の愚策の尻ぬぐいをなんで税金でやらないといけないのか。似ているのが布マスク(の配布)だ。妊婦用は1割が不具合。カビとか問題が起きて、8億円のお金をかけて検品した。

 布マスクの検品とGo To キャンペーンの東京都民のキャンセルについての弁償問題。さらに追及していきたい。(国会内での会見)

https://www.asahi.com/articles/ASN7P654WN7PUTFK025.html

福島氏が直接支援を口にするのは当然なのかもしれないが、ネットでは右左関係なく同様の主張をする人も多い。両者に共通しているのは、『早く経済活動を回復させないと立ち直れない業界・業種がある』との認識が欠けていることだ。

もちろん、仕事が無くなったり激減して困っている人や業界への給付金は必要と考える。
致命的な事態になる前の『命の水』となるかもしれないからだ。しかし、いつまでも仕事がない状態が続けば、事業そのものが死んでしまうかもしれない。

お店を畳んでテイクアウト専門にして成功している飲食店もあるが、観光業やそれに関連する業種の場合はお客が来てくれないとどうしようもない。
設備が痛み、従業員は去り、お客様からも忘れられることになる。

給付を受けて当面の生活を守ることと、事業を再開して持続的な収入を得ることは別なのだ。給付金は命の水だがGOTOキャンペーンは観光・飲食・イベント企業の経済活動を再開させるための呼び水なのである。

”呼び水”とは
〔本来の水をさそい出すための水の意〕
①ポンプで揚水するとき、ポンプまたはそれに連なる吸い込み管の中を水で満たすこと。また、その水。さそい水。迎え水。
②ある物事の起こるきっかけとなる事柄。

https://kotobank.jp/word/%E5%91%BC%E3%81%B3%E6%B0%B4%E3%83%BB%E5%91%BC%E6%B0%B4-406549

様々な理由で水を吸わなくなったポンプを蘇らせるには誘い水が必要だ。

「Go To キャンペーン」はコロナ禍により、例年なら4月に2兆円、5月に3兆円、6月に2兆円がほぼゼロとなり事業継続が危うくなっている観光産業が再び自らの力で稼ぎだせるようにするための呼び水なのだ。

給付金を貰っても仕事が戻らなければ事業を畳むしかなくなるが、お客様に来てもらうことで本来の事業を再開することができる。事業をしていれば、直接給付で一時的に働かなくて済むことより、少しでも早く事業を再開したいと考えるだろう。

ネットには、GoToキャンペーンなんかやめて、1兆7千億を直接給付した方がみんな助かるという意見があふれている。しかし、それは”今”のことしか見ていないし”仕事があることの喜びも”知らない人の考え方だ。

いまのような緊急事態に国債発行という打出の小槌を振って思い切った財政出動をすることは当然必要だ。しかし、それを呼び水にして経済のエンジンである民間企業の活動を活性化しなければ景気回復にはつながらない。

人が動き、モノが動き、お金が動いてこそ経済は活性化するのである。

(以上)
 

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