障害を持っていても、明るく才能を発揮して生きている方がいます。
そんな方を、すごいなあ、と思いつついつも見ているのですが。
ちょっと気になったことがありました。
それは「障害=才能」と言う方がおられるな?と。
障害を理由に裁判で減刑を求めることに、甘えとか、障害のせいにしないでほしいとか。
障害のせいで減刑して、世間の目が障害者に冷たくなるのは、確かに嫌ですし、毎回テレビで
「精神疾患があり....」
などと流れると
「んー、これで誤解が増えなければ....」
と思うのも事実です。
ですが、
「○○って障害なの?才能にしてる人いっぱいいるじゃん、それを理由にするのは甘えだよ」
と言う言葉を聞いたときは、
「ん?」
ってなりました。
障害を才能にするって、おそらく並大抵のことじゃないです。
ご自身の頑張りはもちろん、周囲の理解、サポート、様々なことが一致して、やっと才能にできるんです。
だから注目されるものだと思います。
障害は、そのままでは本当に苦痛なもの。
それを社会へ適合させるだけでも、四苦八苦している方やご家族が大半でしょう。
そんな状態で才能を開花できた1例を熱く取り上げて比べられても、
「ちょっと待ってくださいよ」
となります。
もちろんその障害を糧に才能にした方たちは素晴らしい。
ですがそれは、
「日本は誰だって義務教育受けてるのに、なんで全員天才じゃないの?」
と外国の方に言われているようなものではないかなと思うのです。(すいません例えが下手ですが、こんな感覚かな、と....)
障害があるから、全員頑張れば才能にできる。
そう簡単に言うことは、控えたいです。
障害は障害なんです。
障害を持ちながら才能に変えた方を尊敬する気持ちも、忘れたくない。
だってその努力は、きっと想像を絶するものですから。