今日、TVニュース観てたらNYが豪雪で大変な事になってるね。
15年前の今頃の季節もそんな日があったな…
では、↓ブログ更新行きます。
「あれから、15年。(27)」
「Yes.
Please come in.」
サリーさんが、デザイン画を見たいって言うから
なんか、嬉しくなって見て欲しくなって
部屋に入って貰った。
この時はまだ、NYに知り合い少なかったし
ちょっと人とちゃんと話したかったんだ。
ちょっと寂しかってん。
部屋散らかってるけど、まいっか☆
壁一面に貼ってあるオレのデザイン画を見て、サリーさん
「Wow!Creative!」
って言ってくれて
色々と一個一個のデザインの説明を求めて来たから、
オレ得意げに説明したよ。
すっかり話し込んじゃって、お茶も出さずに
サリーさんを帰してしまった。 (^^;;
なんか、ちょっと自信ついたな!
お世辞でもなんでも、やっぱり自分のデザインを褒めてくれるのは
何よりも嬉しい!
さあ、型紙をひいて急いで服の制作に入らなきゃ。
………
サリーさんと話したのを最後に
数日間は食べ物の買い出しに近所に出掛ける以外は部屋に篭った。
山ごもり☆
今回はこれまでとは比べ物にならないくらい大変な作業。
やっと素材が揃ったけど、型紙さえまだ全部は引けてない。
焦りと不安…
なんとか、なんとかやり切らなきゃ。
乗り越えなきゃ。
連日、
夜とか昼とか関係ない、
起きていれる限り、体力が続く限り作品を創って
そして仮眠する。
何時とか何日とか関係ない。
スタッフさん達も日本に帰ってたので、いつから誰とも話してないんだろう?
一週間?10日?
あ、ドアマンさんと、デリーのおじさんとは話したっけ…
ん?風呂、いつ入ったっけ…
まぁ、今も良くこう言う状態になる時はあるんだけど
結構平気☆ (^ー^)ノ
この時の経験ってかなり活きてる気がする!
15年経った今、服創りに関してのすべてにおいて、オレはこの時より、もちろん向上してる。
今ならもっとこのNYでの出来事を手際良く、作戦を練って要領良く出来ただろう。
あの時はただがむしゃらに無我夢中だったから。
でも違う。
それはあのNYでの無我夢中で経験したこと、あの時起こった数々のアクシデントと難関を乗り越えて来たから
そしていろんな人達と出逢うことが出来たから、今の技術にも服創りにも自信があるって言える自分がいるんだ。
過ぎ去った時間は戻らない、取り戻そうとも思わない。
でも15年前、あの時、あの場所に居た、今よりも弱くて今よりも不器用で今よりも手が遅い、
それでも一生懸命生きた「ご あきうえ」に、オレは「他人」としてちょっと羨ましいものを感じる。
そしてありがとう!も感じる。
お前頑張ったなって。
今のオレ、もっと手際良いけどね!
お前のおかげでね!
って言うよ。
今のオレは、今の「ご あきうえ」なんだから、もしかしたらあんなに根性ないかも知れないもん。
でも、
…でもね
この時はNYで一人不安で孤独で、そして焦ってて…
そして悔しかった!
せっかくのチャンス、せっかくNYで自分のSHOPを開ける。
なのに追いつかない!
もっともっと、服を創る作業が早く出来ればいいのに!
なんでオレ、出来ないの???
もどかしい…
悔しい…
あと何日あるんだろう…
毎日、部屋にある固定カメラでコメント撮らなきゃいけないの。
これはオーディション中からずっとなんだけど。
寝て無くても、顔洗ってなくても、歯磨きしてなくても、風呂入ってなくても!
そんなある日、足りなくなった材料を急いで買いに行って部屋に戻った。
作業する前にコメント撮らなきゃ。
きっと作業してたら、またコメント撮るの忘れちゃう。
番組に迷惑掛けちゃう。
なんか、コメント撮りながら感情のコントロールが出来なくなっちゃった。
オレは番組=視聴者の皆さんに向けての言葉は話せなかった…
#ASAYAN #AKIUEGO