小さな恋のメロディ | アッキーの雑談ブログ
皆様こんにちは

毎日寒いですね。今日は14日。今年も残りわずかとなりました。

私の2017年は良い年でした。たくさんの良い出来事があったからです。その中の1つに昔好きだった人に再会するという出来事がありました。

私は高校生の時、情緒不安定で学校を休みがちでした。理由は成績が悪かったからです。私の通っていた進学校では100点満点で20点以下を取ると答案を廊下に張り出されました。私は常連でした。私は小学生の時、優等生で成績優秀でした。成績優秀な私に両親は中学受験を勧めました。そして合格しそのまま高校受験をせず併設の高校に進学しました。

高校生の私は、小学生の時の過去の栄光が忘れられず劣等生な自分を受け入れることが出来ませんでした。状況を打破することが出来ないまま時間が過ぎて大学受験をしますが、1つも合格できませんでした。そして予備校へ通うことになりました。

予備校へ通いはじめても、やっぱり私はウダウダしてて、勉強から逃げようとしてました。勉強が嫌いというよりも、こわいのですね。偏差値という数字ではっきりと能力を示されてしまうのが。

しかし私に転機が訪れました。ある人が私を大学に案内してくれたのです。その人は御三家と言われる高校を卒業し東大に通っていました。

当時の私からしたら神のような人で、どうしたらそんなふうに勉強に集中できるのか不思議でした。予備校生の私を大学に案内し、
「大学はこんなに楽しいところだから、
今我慢をして頑張ればあとは楽しいことが待っているんだよ、だから勉強しなよ」

というようなことを私に伝えてくれました。選びきれないほどたくさんある市販の参考書の中から使って良かったものを私に教えてくれて使い込んだ形跡のある参考書のお古を私にくれました。

当時は携帯電話や電子メールが無く、便箋に手書きで「今の時期はこれとこれをやるべきだよ」というようなことを書いて郵便で送ってくれました。

ね、優しいでしょう?笑
しかし当時の私はそれでもウダウダしてました。中学から高い学費を払って私立に通ったのに大学に行けず予備校でウダウダしてる私を見て、父親が泣いたのですよ。そんなふうな優しい父親がいて、大学に案内してくれる人まで居るのにそれでもウダウダして勉強しないのです。私は。

ウダウダする理由はやっぱりこわいのです。偏差値という数字ではっきりと能力を示されて、それを父親や憧れてる人に見られるのが。予備校に行ってる時点で私が終わってることは一目瞭然なのですが、笑、それでも見られたくないと思っていたのです。

しかし、あるとき大学に案内してくれた人に模擬試験の結果を見せるように言われて、半ばヤケクソで見せたんですよ。志望校はF判定って書いてあるヤバいやつを。(A判定が合格率80%以上で1番よくて、F判定はほぼ無理みたいな意味)

そしたら「あー大丈夫。F判定とか気にしなくていい」って言われたのです。「俺もこの時期判定悪かったし」というようなことを言ってくれて。私はそれで気が楽になって、もしかして頑張ればなんとかなるのかもしれないのかなと思えたのです。高校の担任の先生に「大学はあきらめろ」と言われたり、答案を廊下に張り出されたり、していたので、私はやれば出来ると自分を信じることができなかったのです。

まあ、そんなこんなで大学には合格して大学生になるのです。受験の前には例の人がお守りをくれてそれを持って受験にのぞみました。「俺が東大受かったときのお守りだから効果がある」というようなことを言ってくれました。

その人に2017年の秋に再会したのです。何年ぶりでしょうか?あいさつ程度の会話をしただけでしたけど、なんていうか、変わっていませんでした。好きな人の好きな部分は時間が経っても変わってなくて。なんていうか、安心しました。

予備校生だった私がどうやってその人と知り合ったかというと、それは、ナンパです。笑。渋谷でナンパされたのです。当時はナンパ全盛時代でしたから。

私は一歩間違えれば高卒だったかもしれなくて、どういういきさつでも、大学に行けて本当に良かったと思っています。私にとっての成功体験になりました。小さいけれど大事な思い出です。