特に予定のない休みの日の朝は携帯をマナーにしておきます。


だからね、気付かなかったんです。

義母からの着信もメールも。

気付いたのは10時半。


今朝母が亡くなりました。

葬儀は大阪にいる者だけで済ませます。

また大阪に来た時に参ってやってください。




夫にとっては祖母。

子どもたちにとっては曾祖母にあたるおばあちゃんです。

特養に入っていましたが、酸素濃度が下がって1ヶ月前から

入院していました。

元気ということだったんですけど、この数日あまりよくない状態だったそうです。


今は次兄が継いでいますが、義家族は会社を持っています。

夫が小さいころ義父母は早朝から夜遅くまで仕事で、家にいることがほとんど

なかったそうです。

子どもたちのお世話の大半は、その亡くなったおばあちゃんが一手に引き受け、

夫にとっておばあちゃんは母親代わりのような存在だったのだと思います。



だからさ、本来なら夫宛てにメールなり着信があってもいいはずなのにね。

なんて思うのはワタシだけ?

ワタシの携帯が繋がらなかったっていうのに、夫の携帯には不幸を知らせる

連絡がなにひとつ入っていませんでしたけど・・・


まぁ、それならそれでいい。


とりあえず、義母からのメールを見て夫に伝えました。

すぐに義母へ電話をかけた夫。

携帯って声が漏れるじゃないですか。

その漏れてくる声から、比較的元気な義母の声が聞こえたので

あまり心配はしていなかったんです。


96歳ですから。

大往生ですよね。


葬儀には夫だけ参列すると言います。


でも、それでいいのか??



近いうちアップしますなんて書いておきながら、すでに何ヶ月も経っていますが、

ワタシはもう大阪の義実家へは行かないと決めているんです。

夫にも話してあります。

その経緯はワタシの記憶が薄れる前に、自分の記録としてここを使い

残しておきたいと思っているのですが・・・


ワタシたちは東京。

この先、法要などがあってもなかなか大阪へ行くことができません。

夫にとっては母親的存在のおばあちゃんです。

ワタシのこともすごく可愛がってくれました。

最期のお別れぐらいはしたい。



夫が電話をかけた2時間後、ワタシから義母に電話を入れました。



電話に出た義母は号泣。



ごめんな。

今まで全く泣いたりしなかったのに、なのさんの声聞いたら

もう泣けちゃって泣けちゃって・・・

ホントにごめんな。


それだけ言って泣き続ける義母。


大丈夫?

明日、朝一の新幹線で行くから・・・

告別式には間に合うように行くから・・・


思わずそう言ったワタシ。


ありがとう。

待ってるね。

それまで頑張るから・・・


と、義母。


お通夜には間に合わなくてごめんね。

でも明日は行くからね。

ホテルも今から取るから。


そんなん、ホテルなんて取らなくてもウチに泊まればいいし、

遠慮することなんてないよ。


ハハハ

まっ、まぁ・・・ね




電話を切った後、早急にホテルの手配をしました。

ワタシ、義実家に泊まる気はもうありません。

そう宣言した数ヶ月前、今でもその気持ちに変わりはないし、

これからも変わることはありません、たぶん・・・



ホテルを予約した後すぐに夫へ電話を入れました。



やっぱりワタシも行くよ。

お母さんに電話したら、電話口で号泣してたよ。

今から新幹線のチケット買ってくるから。

んで、明日泊まるホテルも予約入れといたよ。


そか・・・

わかった。

じゃ、明日は帰りに堺に寄るからとでも言っておけばいいのかな?


はぁーーっ?

なんで?


だって、ホテルに泊まるって言ったら、絶対に家に来ればいいって

言われることになるだろ?


はぁーー?

もうすでに言われてますけど?

遠慮しないで泊まれって


いや、だからさ、堺に行くからってことにすればええんちゃう?


あのさ!!

ワタシはもう向こうに泊まる気はないって言ったよね?

そのこと、アナタからも伝えてくれてるんだよね?

なのになんでそんな小細工みたいなことしなきゃいけないわけ?

ハッキリ泊まれないって言えばいいじゃん!


・・・・・・・


なーにが堺だよっ!

どうしてこっちがそんな気を使わなきゃいけないのよ。

バッカじゃないのっ!!


あっそーかよっ!

ハイハイ、わかりましたよっ!




最後はヤツが切れやがったわ。

まっ、これいつものパターン。

ちなみに堺というのはワタシたちが4年ほど住んでいた場所で、

お友だちも数名おります。




って、もう夫婦関係ドロドロあせる




あまりにもムカムカして、その数時間後にメールしてやったわ。




ラブレター なんかさ、ホント、うわっ!って感じだよね。

  やっぱり全然、全くわかってはもらえてなかったんだね。

  そりゃホテルに泊まるなんて言えば向こうに泊まればいいって

  言われるに決まってるよね。

  そんなこと百も承知!

  わかりきってることだわ。

  

  でもさ、まさか小細工発言が出るなんてね。

  想定外。

  考えてもいなかった。


  ウソでも「オレがホテルを予約した。あんなことされてまで実家に

  子どもたちを泊まらせることはできない」

  ぐらいのこと向こうに言えないんだろーかと思うよ。


  まさか当然のように堺にでも寄ることにすればいいんだね?

  なんて言われるとは思ってなかったよ。


  やっぱすごいね、身内って。

  なにされても時間が経てば消化できるもんね。




しばらくしてあった夫からの返信は



手紙 ごめん




のみ!!!





義母にはまだホテルを取ったことは伝えていないので、もしかしたら

ワタシたちが泊まれるように用意をしてくれているのかもしれません。


明日、ホテルに泊まることを伝えたときどうなるかな。

その時夫はどう出るんだろう。

それ次第では完全に夫婦関係に亀裂が入るんだわ。



そんなわけで、ワタシったら夫の隣に寝るのがイヤで、

朝が早いっていうのにまだ起きてたりします。

数時間コタツでワンコと共に寝てから葬儀に行ってきます。