いつもアナタの側に
from NEVERLAND🌈🌈🌈

皆さんこんにちは、
NEVERLAND ARANです🎨

今回はエジプト文明(美術)もう一つの特徴からお話ししていこうと思います!!

それは、来世思考が強かったということです!!
来世思考とは
死んだ後には死後の世界があり、
死者はそこで蘇るという考えです!!
しかし、
未来への道のりは平坦なものではなく、
死者は生まれ変わるまでにたくさんの試練に立ち向かわなくてはならないとされていました。
その待ち受ける試練と対処法を描いたものがあります!!
それは、"死者の書"と言います!!
この書には192の呪文が書かれており、
直面する試練ごとに対応する呪文がそれぞれ用意されています!!

生きながら死んだ後に生き還るための死後の世界での厳しい試練と闘うために生きていてって何か今では考えられない様な思考ですよね!!
死者の書に描かれているのは呪文だけではなく、

色鮮やかな挿絵が描かれていたりします。
主人公の死者、そしてそのお世話をする待女新歓死者の世界へと導く神々が描かれています!!
死者の書の大まかな内容は、
心臓(イブ)天秤にかける死者の裁判の章は有名ですね!
真理の女神マアトの羽根(真実の羽根)死者の心臓がそれぞれに乗っており、魂が罪で重いと傾くようになっている。秤の目盛りを見つめるのは冥界神アヌビスで、
死者が真実を語れば死人はオシリスの治める
死後の楽園アアルへ、嘘偽りであれば魂を喰らう幻獣アメミットに喰われ二度と転生できなくなる、とされています!!

この様な描写をどの様に描き分けていたかというと、
持ち物などによってそれら(登場人物)が描き分けられています。
そんな変化のないエジプト美術において、
唯一変化を求めようとした人物(王)がいました!!
それは、
エジプト新王国時代の第18王朝のアメソホテプ4世です!!
彼は今までのパターン化した胸像ではなく、
ひかくてき実物に近い形
妻の胸像(BC1399年)を作らせました。
首元のシワ、目元のシワ、盛り上がった口元など、
ツタンカーメンの黄金のマスクと比べても明らかに人間らしく表現がされています。
そんな変化を求めたアメンホテプ4世の死と共に、
エジプト美術は元の形式張った表現へと後戻りしていきました!!
この頃のエジプトで発展した美術を総称して、
"エジプト美術"と言います!!

人類の美術の礎となった、
"メソポタミア・エジプト美術"
いまから数千年前の人々の生活や思想がちょっとした石へのラクガキ(絵画)や彫り物(造形物)によって読み解けるのは凄く素敵な事ですよね!

次回は、
美術史に残る名作が数多く誕生日した
"エーゲ・ギリシャの美術"についてお話ししていきます!!

それでは皆さん!
次も素敵な美術史の世界を一緒に旅しましょうね!!

いつもご愛読頂きありがとうございます💖