いつもアナタの側に
from NEVERLAND🌈🌈🌈

皆さんこんにちは
NEVERLAND ARANです🎨

今回も、
引き続き古代ギリシャの美術についてお話しします!!!

アルカイックより紀元前5世紀末から紀元前4世紀中頃まで発展したのがクラシック様式です!!

彫刻や建築が最高水準となった
この時期の作品はまさにギリシャ彫刻と聞いて皆さんが思い浮かべるものです!!
クラシック期に入ると人間の身体をこれまでのようにパターン化して表現するのではなくより
人間に近い形で表現しようとしました!!
バランスのよい理想的な人物像が完成し
片足に重心をかけるポーズをさせるようになります。
この片足重心のポーズ
"コントラポスト"といいます!
自然な形で人間を表現できるようになったので、
笑顔で人間らしさを表現することがなくなり、
アルカイックスマイルの表現は無くなっていきます。
クラシック期には以前と比べだいぶ人間らしさ彫刻が作られるようになりましたが、
まだ写実的とは言えません。
この頃の彫刻は神を理想化したものを彫ったもので生身の人間よりも遥かに美しく完璧な姿で表現されています!!

それではこの頃の作品をいくつかみてみましょう!!
"ヘルメス"片足に重心をかけリラックスしている形で表現されたギリシャ神話に登場する"伝令の神ヘルメス"一見バランスよく見えますが、
実際の人間と比べると幾分顔が小さすぎたり脚が長すぎたりとだいぶ美化されているのがわかります。
ちなみに左腕に乗せているのが後に"酒の神となるデュオニソス"です。
ヘルメスが幼い頃の彼の面倒を見ている場面を表現したものです!!
"パルテノンの三女子"この彫刻は元はパルテノン神殿の屋根の下に飾られていたもので、
ギリシャ神話に登場する3人の女神を彫ったものです!
どれが誰かはわかりませんが、
の女神ヘスティア、空の女神ディオネ、美の女神アフロディーテだと言われています。
身体に沿って流れる布がリアルに表現され、
服の下の女性の身体が容易に想像できるほど見事に表現されています!!
"アポロン"この彫刻はこの時代に造られた
ブロンズ像をもとにローマ時代に大理石で複製されたものですが、
それでも服の模様や木の質感筋肉や関節が非常によく表現されているのがわかります!!
アポロンもまたギリシャ神話に登場する太陽と芸術の神です!!
そして何より"パルテノン神殿"ギリシャ美術の黄金期の代表作と言えますね!!
このパルテノン神殿の柱は、
"エンタシス"と言う技法が使われており、
真っ直ぐな柱よりも上の方が細くしてあり、
その方が綺麗に見えると言われています。
エンタシスには大きく3つの種類があり、
パルテノン神殿には、
ドーリヤ式イオニア式合体したバージョンで造られていると言われています。

クラシック期彫刻技術アルカイック期に比べて遥かに上がったのがわかりますね!!
次はNIKEのモデルになった"サモトラケのニケ"などが作られたヘレニズム期のお話をしていきましょう!!

それでは🌈