いつもアナタの側に
from NEVERLAND🌈🌈🌈

皆さんこんにちは
NEVERLAND ARANです🎨

本日は、
エトルリア・ローマ美術についてお話ししていきます!!
紀元前8世紀末ごろイタリア中部では"エトルリア人"と呼ばれる民族が、
ギリシャ美術の影響を受けながら独自の美術を育んでいました!!
エトルリアの石像彫刻は"テラコッタ像"が早くから発達していました!!
テラコッタとは素焼きで仕上げる彫刻を指していて、
メソポタミア、古代ギリシャ、エトルリアにおいてみられ、いったんは衰退したがルネサンスにイタリアやドイツを中心に復興され、現在でも各地域で制作されています。
ローマの文献にも登場するエトルリアの美術家ウルカによるアポロン像イオニア彫刻の影響が見えるテラコッタ像でありギリシャの人体比例を無視した姿にエトルリア彫刻の特徴が表れています!!

後に大帝国に発展していく都市国家ローマは紀元前6世紀にエトルリア王を退け領土を拡大します!!
さらにカルタゴと戦ったポエニ戦争に勝利しギリシャ美術が大量に輸入されギリシャ風に生きる事が流行します!!
これを"ローマンコピー"と言います!!

アテネの彫刻家達はローマ人の要望に応えるべくクラシック様式、ヘレニズム様式を注文に合わせて制作していきネオアッティガ派を形成します!!

プリマポルタのアウグストゥスはネオアッティガ派による洗練された古典主義美術の代表作です!!
古代ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスをモデルにつくられました。
この作品にもギリシャ彫刻のコントラポストが取り入れられ、
ローマンコピーを繰り返し行うことでローマはギリシャの技術を見事に受け継いでいます!!

ローマ人の才能は建築土木の分野で大いに発揮されました!!
ローマ建築の特色はシンメトリー(左右対象)であることイオニア式の柱に、さらに装飾を施したコリントニア式の柱を使用していることが挙げられます!!
これらの特徴は"コロッセウム"などに見ることができます!!
コロッセウムでは、
グラデュエーター(剣闘士)やキリスト教徒や罪人を猛獣に襲わせるような見せ物があったようです!!

建築物を飾る技術に関してはポンペイ第二様式と呼ばれる壁面いっぱいに奥行きのある絵画を描く装飾へと発展します!!
ポンペイ遺跡にある"秘儀荘の壁画(デュオニュソスの秘儀)"などで見ることができます!!
ちなみに、
ポンペイは西暦79年にヴェスビオ火山の噴火により火山灰の下に埋れてしまい、
20世紀になり発掘された中でこの"デュオニュソスの秘儀"が一番保存状態が良かったそうです。
初代皇帝アウグストゥスの時代に、
皇帝の政治の素晴らしさを称えるために歴史浮彫が盛んになります。
歴史浮彫は戦争の情景を記録したものが多く目に移ったままが再現されています。
強調したい人物などは実際よりも大きく描かれているのが特徴です!!

ローマ美術芸術の理想美とも言われるギリシャ美術のいいとこ取りをして、
さらにそこに自分達の文化をミックスして唯一無二のローマ美術が完成しましたね!!

次回は初期キリストの美術の世界へみなさんをお連れいたします🌈🌈