veneziaの芸術に囲まれて -1884ページ目

複雑に思う気持ち

突然食べたくなる日本の美味しいモノ。
それをひとりごつ為に設けた"ひとりごと"。

あまり愚痴っぽい事は書きたくなかったけど
でも今回、複雑に思う事あって"ぼやき"に変えました。





何を思ったかといいますと。

便利な社会。特に日本は情報に溢れています。
(雑誌でも専門誌に近いくらい情報が詰まっている)




ここヴェネツィアでもnetさえあれば
自分が発信した事(検索)には色々な情報を入手出来ます。


もちろん、旅行雑誌もありますが日本程ではないです。




今までは、個人旅行の方々を見かけると
多くの人がガイドブックを片手に観光されていました。

ところが今は
「こんな奥地に日本の人がいるなんて珍しい。よく頑張って来たね...」と思う様な所に
雑誌を手にされ、あちらこちらに日本の観光客を
本当に多く見る様になり

雑誌の影響力は本当に凄いと思いました。




どんな事が書いてあるのか凄く気になりました。

実家にお願いして送ってもらう事も可能でしたが
雑誌を送ってもらうくらいでしたら
本や食材など他の物を送って欲しいので雑誌は一度も頼んだ事はありません。



が、しかっし...

今回、知人がヴェネツィアに遊びに来て
嬉しい事に久しぶりに日本の雑誌を
しかもヴェネツィア特集の号を戴いた。

驚く程、ヴェネツェツィアの事が隅々まで書いてあり
よく見つけたよね。。。
と言いたくなってしまう様な所も載ってました。



そして複雑に思いました。





内容が軽卒で悲しい。


観光で教会等の紹介をしているのだけど
好意を持って紹介してくれているのかと思いきや
読んでいると「盗んだ」とか「奪った」等、そういう言葉が見受けられました。



確かにサン・マルコをアレクサンドリアの教会から「奪った」説もありますが
「盗んだ」と書いてあり
これは間違えだと思います。
(言葉のあやではないです)


ここヴェネツィアでよく耳にするのは

サン・マルコの聖遺物を宗教戦争から「守り」
アレクサンドリアには放っておけないので、その教会に「交渉し」
ヴェネツィアに「持ち帰った」説の方なのです。



他にも、"事"が起こったのは中世です。
戦争をして勝てば、負けた国の物は勝った国の所有物になり
「戦利品を自国に持ち帰る」という事は
どちらの国でも普通だった事。


そして辞書には「戦利品」:敵から奪い取った物品。
             戦場または占領地で敵から押収して自国の所有とする動産。


と書いてあります。






「戦利品として奪って来た」


奪う意味は戦利品という言葉に含まれますが
そんなに「奪って来た」事を強調したいかなぁ。。。
戦利品として「持ち帰って来た」とサラっと文章に出来ないかなぁ。。。



と、色々文面で思う他


スミマセン、まだあるんですっっ汗



「巡礼」...
別にいいですよ。


豪華絢爛な教会でなく

敬虔な信仰と
厳かで慎ましい教会は沢山あります。


そういう教会こそ(もちろん他の教会もですが)
日本のファション的感覚でチャラチャラと見学に行って欲しくないのです。


私は混血ですが日本で生まれ育ち
日本人としてのアイデンティティーを持っています。

同じ日本人が教会へ行くときは
やはりその国の、その町の、その地域の敬虔な信者の方達へ

尊敬と見学させてもらうという事に感謝の気持ちを持って
厳かに見学して欲しいです。



それなのに雑誌には
「ほがらかなバルコニー」とか「愉快な床モザイク」とか
「海の都いちばんの大聖堂は、欲張りでおしゃれ好き」とか
「ゴシックの大伽藍は美術品の玉手箱」とか。。。


それは宗教上、歴史上、建築上
意味あってそういう教会になっています。



それを分かった上で見て欲しい教会を
最初から面白おかしく興味本位でピックアップして欲しくなかったですね。




それから他にも
「小さいけど癒される、住民たちの聖域」。

そう、教区と言う程ですから
教会は地域密着型です。


住民達の聖域。
本当に尊重して欲しいです。


先日もムラーノ島に行く時に水上バスの中にいました。
20代半ばぐらいでしょうか
友達と6人旅行で1人どうしてもサン・ミケーレ島に行きたかったんでしょうね。

興味のない友人達を誘う為にそう言ったのでしょうが
サン・ミケーレは墓地の島。

歴史的有名な人も眠っていらっしゃいますが
地元の方々のご先祖様も眠っていらっしゃいます。

お墓だけの島なんて珍しと思います。
でも「チャラ見でイイから!ね♪」はないと思います。


外国の方が日本に来て
珍しい形の墓石が色々あると有名な墓地へ
「チャラ見でイイから!ね♪」なんて言ってるのが聞えたら
良い気はしないのではないでしょうか。


幸い、日本語、しかも最近の若い人の言葉なので
地元の人には分かりませんが
同じ日本人としてガッカリしました。



どうせ雑誌に載せるなら最後にでも

敬虔な信者の方もお祈りに来ている事がありますので
尊敬と感謝の気持ちを持って行って下さい

とか

教会では
身体のラインが出たり、露出の高い服装での見学は禁じられていますので
ご注意下さい

とか

書けばイイのにと思いました。



ひとり言でボソっとぼやくつもりが
熱く語ってしまいました。。。



venezia好きの方でしたら
その雑誌がお手元にあり、どれか分かってしまうでしょう。


私の記事で気分を害してしまったら
御免なさい。


大好きなヴェネツィアの事を日本の人に知ってもらいたい。

奥地まで紹介してあり嬉しかった反面
折角紹介してあるのに軽率な書かれ方でガッカリと...



昨日の夜は悲喜交々でした。。。


でも
皆さんはどう思われますか?







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le isole ヴェネツィアの島々

ヴェネツィアのラグーナには
34も小島があり

ヴェネツィアを中心に
北ラグーナと南ラグーナに分けられていますniko*



$veneziaの芸術に囲まれて




この島々はイタリアの国有地は勿論
ヴェネツィアの市有地、個人の私有地ですが

今では20を超す島々が放置されているそうですどよーん


$veneziaの芸術に囲まれて









かつてはどんな小島も多少の差はあっても
同じ様に重要性を持ち
それぞれの機能を果たし



リベルタ橋(1*)が出来るまでの運河は船での交通網が
クモの巣の様に張り巡らされ
海と陸地内部を結ぶ主要交通路に沿って
人工の多い島もあり

ヴェネツィアの近くには
多くの修道院が集中していたそうです協会


サン・フランチェスコ・デル・デゼールト島
$veneziaの芸術に囲まれて-san francesco del...




北には...
ヴェネツィアン・グラスで有名なmurano(ムラーノ島)
レースや漁師町として有名なburano(ブラーノ島)
ヴェネツィア発祥の島とされているtorcello(トルチェッロ島) の他

ブラーノ島に隣接するマッツォールヴォ島や
ヴェネツィアよく食べられる
カルチョーフィ(アーティーチョーク)の産地サンテラーズモ島など。



南には...


そう、南ラグーナの島々へ
水上バスが着く島もありますが殆どありません。


$veneziaの芸術に囲まれて





自家用ボートで行くか貸しボート屋さん(が、あるらしい)で借りるか
高いタクシーの乗るかして
行く他ないんです。。。ボート




長くなりましたので
今日はこのへんで...ばいばいbyebye


つづく...



(1*)リベルタ橋(ponte della libertà ):「自由の橋」は
ヴェネツィア島と本土のメストレを結ぶ道路橋。長さ3850m。
ムッソリーニによって1933年、ponte littorio(リットリオ橋)という名で開通したが
第2次大戦の終結時、ファシズムからの解放を記念して、リベルタ橋と改称。
ほぼ全長にわたって並行している鉄道橋は
オーストリア帝国支配下のロンバルド=ヴェネト王国時代の1842年に開通



画像は全てyahoo!italiaからはい、チーズ!kirakira*


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$veneziaの芸術に囲まれて











スミマセン、また出掛けますので...
つづ
っっ汗



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