社会不適合オヤジⅡ

社会不適合オヤジⅡ

好奇心、いよいよ旺盛なもので・・・

親しくしている方から「カルボナーラってどう作るか教えてくれません?」とお問い合わせをいただきました。

とはいってもその方が作りたいのではなくて、職場のお仲間がぜひ作ってみたいと切望されているとのことでした。

あえて誤解を恐れず申し上げると、そのお仲間は「あまり料理に長けていないので簡単でわかりやすい作り方でお願い!」とのことでした。

 

言葉で伝えるのは難しいので、明日の夜作ってブログにアップしますからそれをお見せくださいな、と約束しました。

で、今夜のブログ記事になったというわけです。

 

あまり料理が得意でない方とのことなので、材料は日常的な素材を使って、しかも美味しく作ろうと決めました。

ではまず材料です。

1.6ミリのスパゲティーニ、卵2個、塩、ニンニク、粉チーズ、オリーブオイル、ベーコンです。

どれもこれも一般的なスーパーマーケットで簡単に入手できるでしょうし、台所にはストックが有ると思われる品物ばかりです。

写真には写っていませんが、バター(10g)と鷹の爪(1本)、黒胡椒も使いました。

一人前の品目量は次のとおりです。

1.パスタ・・・・・・・110g

2.たまご・・・・・・・全卵1個+卵黄1個

3.ニンニク・・・・・・1房

4.粉チーズ・・・・・・30g

5.オリーブオイル・・・大さじ1杯

6.ベーコン・・・・・・40g

 

ではまずニンニクを粗みじん切りにしておきます。

できればこうやって包丁の腹で潰して、芯(芽)を取ってから刻んでいきます。

これくらいの粗さで十分です。

フライパンにオリーブオイルとバター(10g)を入れ、オイルがわかないうちからニンニクを入れ強火で加熱しながら香りを出していきます。

ベーコンは少々細めにカットしておきましょう。

これをフライパンに入れてソティしていきます。

別な鍋にお湯を掛けてパスタを茹でるお湯の準備を始めましょう。

途中で鷹の爪を異準備するのを忘れて、慌ててカット(^o^)

種はなるべく入れないようにこれもフライパンの中に入れてベーコンと一緒にソティしていきます。

火加減は中火です。ベーコンのヘリが少しだけ焦げ目が付き始めているところに注目してください。

こうなるとベーコン本体から細かな泡のように油が溶け出してきます。

こうなればオッケー。一度火を止めてこのまま放置して冷ましましょう。

大きなステンレスのボールに全卵1個+卵黄1個を入れ、その上に粉チーズをいっぺんにいれてフォークで黄身を潰しながら白身を切るように混ぜ合わせます。

十分混ぜても粉チーズはザラザラしています。それはあまり気にしなくとも大丈夫。

さてそろそろパスタが茹で上がります。

ここで注意ポイント!

茹であげてからソースと十分に絡め合わせるので、パスタの茹で時間は袋に記載してある時間より1分半ほど早めに上げること

 

先程ベーコンをソティしていたフライパンにパスタの湯で汁を50ccほど加えて、その上にパスタを入れていきます。

写真が撮れなかったんですが、途中で再度お湯を加えますからパスタはザルで湯を切らず、トングで摘んでそのままフライパンに入れて構いません。

中火でさっとパスタとベーコン、ニンニクを絡めたら卵液を入れていきましょう。

ここからは弱火です。

卵が固まりだすとボロボロになりますから、常にゴムベラでパスタとソースをかき混ぜながらソースをクリーミーな状態へとしていきます。

卵に火が入ればカスタードのような滑らかさになります。

麺から若干の小麦粉(グルテン)が出ますから、まさにカスタードクリームを炊いているような作り方ですね。

わかりにくいですがはじめの画像よりもクリームっぽくなっています。

ちなみに途中で茹で汁を再び50cc程度入れています。

仕上げに黒胡椒を挽いてサッと和えて盛り付けです!

盛り付けたら再び黒胡椒を胡椒挽きで挽いてトッピング。

さぁどうかな??

うん!これは上出来です。

ベーコンの香りとニンニクの風味、黒胡椒の香りとヒリっとした辛さが爽やかです。

鷹の爪も辛さを引き立ててくれてクリーミーでありながらさっぱりとした食べごたえです。

十分に熱を入れていますから生卵の生臭みは全くありません。

もし生臭みが残っていたら、それは加熱が不十分だと思っていいでしょう。

カスタードクリームって生卵臭くありませんよね?それと同じです。

 

飲み物は何でも合いますが、おそらく白ワインでしょうね。

キリッとした白ワインで口の中のクリームを流し込んだら美味しさ倍増って感じがします。

ということでお手軽に、身近な食材だけで作れるカルボナーラでした。

やれベーコンはパンチェッタだとかグアンチャーレだとか、チーズはパルミジャーノ・レッジャーノとペコリーノを用意して・・・・などという面倒な手間と高価な食材は必要ありません。

お財布にも優しくて味はとびきり美味しいカルボナーラ。

本当に美味しかったです。

 

~追記~

小さなお子様には鷹の爪は不要でしょう。

また最後の濃度調整にパスタの茹で汁ではなく牛乳を使うとまろやかな味になってお子様にも喜んでいただけるはず。

ただ、黒胡椒は外せないかなぁ~

カルボナーラの「カルボ」は英語では「カーボン」のことで、すなわちメニュー名は「炭焼きのパスタ」という意味。黒胡椒の点々が、炭を表しているのですよね。

ともあれ簡単に美味しくできることは請け合います。ぜひお試しを(^O^)/