…と、今更どうにもならないことを考えてみる。
いや、それは間違っている。
時間を戻し、違う時間が進んでいたなら、私はキミに出会えなかったかもしれないし、SHINeeに出会えなかったかもしれない。
キミの素晴らしい歌声や、キミの生み出した名曲に出会えなかったかもしれない…
そんな私の人生なんて、嫌だ。
だから、時間が戻って、全く違う時間が進んだストーリーなんて、考えられない。
けれど、現実を受け入れるのは大変困難な事で。
キミの苦労を労って「お疲れ様」と言って送り出したいけど、そうするにはあまりにも受け入れ難い出来事で。
でも、キミが望むから、心から「お疲れ様」と言ってあげたい気持ちも強くあるんだよ。
ジョンヒョン
心の整理に沢山の時間がかかるよ。
いろんな思考が浮かんでは消え、
いろんな想いがグルグル巡るけど、
きっと、どこにも辿り着けないのだろうな、当分…。
そもそも、人の死とは
そういうものなのかもしれないけど。
でも、そんな私に、ただ1つ、確実な思いがあって。
それは、キミへの感謝です。
SHINeeに出会ったからこそ今の私がある、と言っても過言では無いほど、SHINeeの存在は大きい。
そのSHINeeであるキミの存在も、同様にとても大きくて。
キミが私に与えてくれた数々の素晴らしい時間や、経験を思い起こす度に、言い尽くせないほどの感動を覚えます。
この感覚だけは確実で。そしてこの先も一切ブレることのないもので。
だから、私はキミへの感謝を、絶対に、一生かけて、持ち続けていく。
キミは、有名にならなければよかった、と言い遺したけど、
キミが有名にならなければ、
私を始め、本当に沢山の人達が、感動を知ることは無かった。
キミが必死に生きた日々は、
私達にたくさんのものを遺してくれたんだよ。
本当に、本当に、ありがとう。
本当に、本当に、感謝します。
私なりに、キミが遺してくれたものを、一生かけて大切にしていくからね。
歌う時、いつもキミを思い出すよ。
キミに恥じぬよう、心を込めて、聴く人に歌を届けるよ。
1人でも多くの人が、歌や歌声の持つ楽しさや素晴らしさを味わえるように、私なりに頑張る。
キミが命をかけて与えてくれたものを、絶対に無駄にしないよ。
この世の片隅にひっそり生きてる私だけど、私なりにキミを想って、キミを一生忘れることなく、これからも進んでいきます。
そして、あとの4人をきちんと見守っていくからね。(キミも見守るんだよ!)
ジョンヒョン、
本当にこれまでお疲れ様でした。
本当によくやってくれたね。
SHINeeになってくれて、
本当にありがとうね。
安らかに。
天国でいっぱい歌ってね。
ただただ楽しく、幸せに歌っていて。
アリス