こんばんはニコニコ


愛知県豊橋市の自爪育成サロン、
Allurenailのミカです。


昔々、
ネイルコンテストの壇上から見える景色が見たくて見たくて、
寝ることも食べることもおろそかにし、
フレンチスカルプの先端を
ひたすら作り続けた時期が半年ありました。


ホワイトパウダーを
1週間で1オンス
1ヶ月で4オンス

それが私が私にかせた、
1ヶ月のノルマでした。


終電を逃し、銀座三越のど真ん前のビルの一階のサロンで一夜を明かす。

同じビルの6階の美容師さん達から
あの人この店に住んでるんですか?と噂され、

それでも
やり続けた結果、

やっぱりぶっ倒れました。笑

全身じんましんで1週間、
池尻大橋の大学付属病院のベットで寝てました。


それでも私が私にかせていたノルマがあるから
寝てられなくて、
病院抜け出して自宅で練習に明け暮れ、

中々良くならず。

お店休んで他のスタッフに迷惑かけているのにもかかわらずそんな事していたので、
店長にぶっ飛ばされたのはいうまでもなく…チーン



でもこうやって久しぶりに思い出すと、
あれは一つ分岐点だったなと思います。

今後の方向を考え直す、いいきっかけでした。


その時病院のベットの上で読んだ本の中にあった、
なんだかすっと心に落ちてきた文章。

あぁ、私の見たい景色って
本当は何だったんだろうって

自問自答していたあの時間に
読んだ文章。



もう名前もタイトルも思い出せないんだけど、
こないだ偶然読んだマニクロさんのブログに出てきた話が、
ちょっと似ているような気がしたので、
このブログを読んでくださっている人とシェアしたいなと思ってコピーします。


私はどんな家を建てたいかなー?










ー引退しようとしている

ある高齢の大工の話を紹介しようー

 

 

その大工は

もうそろそろ家を建てる仕事を辞めて

妻と一緒にのんびり暮らそうと思った。

 

雇い主は

個人的な願いとして

 

「もう一軒だけ建ててくれないか」

と頼んだ。

 

大工は承知したが

真剣に仕事をする気は無かった。

 

粗悪な材料を使い、手を抜いた。

 

キャリアを積んだ

優秀な職人の幕引きにしては

残念な仕事だった。

 

家は完成した。

 

点検にやってきた雇い主は

玄関の鍵を大工に渡して言った。

 

「この家はあなたの家です。

私からのプレゼントです」

 

 

大工は、大ショックを受けた。

ひどく恥ずかしかった。

自分の家を建てるとわかっていたら

 

多分もっと頑張っただろう。

 

 

私たちもこの大工と同じだ。

毎日毎日、人生という家を建てている。

だが

建てていることに

全力を尽くしていないことが多い。

 

そしてずっと後になって

自分が創り上げた人生(建てた家)に

一生住み続けなくてはならないことを知って

ショックを受ける。

 

 

もう一度やり直すことができたら

まったく違うことをするだろう。

 

だが、その時はもう後戻りはできないのだ。

 

あなたに後悔して欲しくない。

あなたも私も、大工のことを笑えない。

 

私たちは

人生という一生住み続ける家を作っているが

果たして最善を尽くしているか。

 

「ベストを尽くせ」

 

という言葉は

耳にタコができるほど

聞かされた言葉かもしれない。

 

 

「あと、ひと頑張りだ」

という言葉も。

 

でも、もう一度言おう。

 

今取り組んでいることに全力を尽くすと

思いがけないところから

幸運がもたらされることが多い。

 

もうダメだとか、おしまいだとか思っても

もうひと頑張りすることが

何より大切である。

 

それをどうか

 

忘れないでほしい。

 

 

(リチャード・カールソンの言葉より)