7月初旬に8月を迎えることは難しいと言われていたけんたですが、なんとか8月を迎えてくれました。
しかし2週間ほど前から状態は徐々に下降線をたどり、2日前から、とうとう横になって寝るのは辛い状態でした。
少しでも口にしていた食事も見向きもせず、8月4日に協力病院で軽く顔周りと足先をカットしていただきましたが、その時には体重4キロまで落ちていました。

けんた8月4日病院にて 

ブログを見てご連絡くださったAさんから葛飾区に酸素ハウスのレンタル会社があるとお聞きして、今日からお借りして使っています。
Aさん、貴重な情報をありがとうございました。
またメッセージもありがとうございます。
個人で多頭の犬猫の里親になられて、大事にお世話されているんですね。
保護犬シーズー♂イチローのことを気にかけていただき、本当にありがとうございます。
どうか良いご縁が見つかりますよう、エールを送ってください。


けんた酸素ハウス①  けんた酸素ハウス② 
 
 
けんたは千葉センターから12月1日に引取した子です。
頸に大きな腫瘍があり、肺にも癌があり、余命2~3ヶ月といわれたところ、頸の腫瘍の切除で生活クオリティが格段に上がって、あれから8ヶ月以上、皆様のご支援に支えられて、ウマウマの美味しいご飯も食べて、元気に過ごせることが出来ました。
本当にありがとうございます。

当団体では、現在は、延命治療の抗がん剤治療等は積極的には行わない方針ですが、QOL(Quality of Life:生活の質)の向上・維持のためには、役員・スタッフで相談しあって、少しでも痛みや苦しみ、不快感などないように努力をしています。

一度、引きうけた命ですから、どんな状態になっても、病気であっても、私たちは最後までしっかり面倒をみて、出来る限りのケアに努めています。
最期の砦となってセンターからの引取を続けていますので、引き取ってから重篤な病気やガンが見つかる子も決して少なくなく、預かりスタッフさんはじめ、多くの方のお力添えのもの、何頭もの子を看取りもしてきました。

最期はガス室ではなく、優しい人のもとで・・・。

健康な子だけを引き取ればよいというご意見も決して少なくありませんが、私たちは、預かりスタッフの住環境や先住犬との相性などを考慮して、基本、小型犬の引取がメインになっておりますので、若くて健康な中型MIX犬には、なかなか手が届かないのが実情です。
でも、同じ命として、出来るところから1頭でも多くの子を・・・と活動を続けています。

けんたの他にも、病気と闘いながら預かりママさんの手厚いケアを受けて頑張っている子たちがいます。
追ってまた、紹介したいと思います。