もう2ヶ月半ほど前に話題になっていた話です。

既知のボランティアさんのブログで取り上げられて、惨状を知りました。

伝え方によっては、単なる団体批判・個人批判で終わってしまいますし、

直接存じ上げない方を誹謗中傷するつもりもありません。

ですから、ブログの記事として取り上げるかどうか、ずっと思案していました。

その間に、とある団体様が介入されたとのことで、

もはや何もできない外野の人間が口出しする事案ではありません。

 

 

しかしながら、時間の経過とともに、

この現場に残されている犬たちのことを考えると胸が痛み続けます。

ここに残されている犬たちのその後は、多くの心を痛めている方々に正確に情報提供をされるべきだと思いますし、

元の団体の代表者は、「立て直し」などと聞こえのよい甘いことは言わずに、

もう2度と、犬や猫に関わらないことが一番であると思います。

 

 

このような状況下でクラウドファンディングを繰り返し、

トータル1700万円もの資金を集めたにも関わらす、

保護された犬猫のために何の手当もされていないことを見ると、

元代表者か関わっての「立て直し」は困難であり、

そもそも、保護活動/愛護活動には向いていないのだと思います。

 

 

自身の手を離す、ということが

今、残された子たちへの幸せに生きる最後のチャンスだと思いますし、

どうかそうしてあげてください。

そしてラクになってください。

こうなる前の自身の生活を取り戻してください。

今だからこそ、この子たちのために、差し伸べられる手があると思います。

 

 

多くの方は、京都で起こった増山事件を思い出すことでしょう。

助かった、助けたつもりが、地獄に送っていた。

2度と繰り返させてはいけないのです。

 

関連記事

【転載】動物保護ボランティアの“神様”宅に数十匹の犬や猫の死骸 警察が捜査【京都】

 

 

 

猫は全頭、介入した団体様に引き取られました。

安住の地を手に入れて、日本一、安全で清潔な環境で余生を暮らしています。

 

この場所で亡くなった子たちも多数いるのでしょうか。

所在不明の犬も多いそうです。

 

 

この団体に犬を渡し続けた、栃木県動物愛護センターの責任も重大です。

野犬の保護は、簡単に譲渡先も見つからずに慎重な管理が必要ですから、

どんどん引取できるなんてあり得ないことは、

常識的にわかるはずです。

手元から犬がいなくなって、殺処分ゼロになればそれでいいのか。

殺処分ゼロを妄信した弊害は、ここでも起きています。

生身の犬猫が犠牲になっています。

 

 

発覚の経緯と経過は、メロードッグレスキュー様の記事をご覧ください。

 

以下、転載

栃木県那珂川町にある
栃木しっぽの会の保護犬保護猫シェルターで、多頭飼育崩壊が起きました。

【経緯】

当該シェルターに関して、長年にわたり
・多くの関連ボランティアからの、犬の状態や飼育環境に関する不安の声
・クラウドファンディング支援者からの、成果物についての不満や疑問
・見せてもらえない飼育部屋があるという、お散歩ボラに関与した方々からの声
・医療関係者からの証言
が続いていました。

各ボランティアが歩み寄り、手伝いを申し入れましたが断られ続けたため、本日、状態を危惧した有志のボランティア6名が代表の立入許可を得て、調査と数頭のレスキューを行いました。

全ての犬猫の確認をするため、夜まで交渉しましたが、どうしても見せていただけない部屋が複数あり、特にクラウドファンディングで建てたとされるプレハブへの立ち入りは頑なに拒まれ、犬猫の安否を確認することが出来ませんでした。

代表からは、後日確認に来て欲しいと言われましたが、その間に重大な証拠(命の危険がある状態の動物や、遺体等)を隠匿される恐れがあり、警察にも介入していただきましたが、全ての犬猫を確認することは出来ませんでした。

代表の申告では、保護している犬は40頭とのことでしたが、実際現場で見ることができた部屋だけでも、70頭以上を確認しています。

猫や確認のできない部屋も合わせると、100をゆうに超える動物が閉じ込められています。

本日、画像の5部屋の犬猫は全て確認し、皮膚の状態が悪い子や痩せ細っている子を優先的に、15頭をレスキューしました。
特に緊急性の高い犬が集まっていた一部屋は全頭保護となりました。

また、
・今後、動物の保護及び環境改善のための団体・ボランティアの立入許可
・今いる動物を、私共に無断で移動・リリース等しないこと
・これ以上動物を増やさないこと
として、誓約書にサインをいただきました。

しかしながら、本人が許可せず、見せてもらえないエリアがあるため、実際に何頭の動物が、どのような状態で現場に残っているのかわかりません。

今後、この状況を打破するため、皆さんのお力添えが必要になります。準備ができ次第、再度投稿を行います。

 

 

続いて、

01  続報

02 現状のご報告とお願い

03 緊急の公表に至った理由

04 これまでの経過

05 新たに保護できた犬たち

06 緊急レスキューできた犬たちのその後

 

現在、以上の記事が更新されています。

 

まだ現地には70~80頭の犬が残されているとの情報です。

これからいっそう寒くなります。

どうか1日も早くレスキューされますようにと願っています。

たくさんは助けられませんが、1頭なら、というボランティアさんが80名いれば、

全頭をレスキューできるのではないでしょうか。

 

 

栃木県那須塩原市に栃木拠点がある、

犬猫みなしご救援隊様の記事にも概要が書かれています。

栃木拠点・10月11日

この記事の中で、猫の全頭保護と、犬の所有権移転について書かれています。
 
 
犬猫の保護活動(動物愛護活動)を始めて20年以上になりますが、
私は今の「アルマ東京ティアハイム」の運営維持で手いっぱいです。
私には、例えば犬100頭とか、猫100頭をシェルターで管理する能力がありません。
マンパワーが必要なシェルター運営で、それに必要な人数を人事管理する能力がありません。
必要な経費を稼ぐだけの事業展開も難しく、流行りのクラウドファンディングも苦手です。
ですから、どんなに助けたいと思っても、
傍らで処分されて涙を流しても、
絶対にとんでもない無理をして保護する、ということが出来ないのです。
つくづく、古い形の保護活動だと思い、時代遅れです。
 
でも、人それぞれ、器があって、
自分の器を知っているからこそ、怖くて今以上のことはできません。
唯一、シニア猫の引取依頼(放棄)が多いので、
シニア猫のための居場所を作る何かが出来ればとは考えています。
どう転んでも、元気で働けるのは、あと10年くらいか。
年齢を重ねると1年が早すぎます。
 
 
 

1頭のご縁が決まれば次の1頭を。

私たちに出来ることは、それを頑張って続けていくことです。

 

 

●四半期に1回の個別支援

アルマファミリーサポート基金

 

 

クレジットカードでのご寄付が可能になりました。
1回限り、継続して毎月500円~ 選べる支援方法
アルマ東京ティアハイム・サポート支援

 

 

●アニマルドネーション認定団体になりました。

寄付金の税制優遇が受けられます。

特定非営利活動法人アルマ

 

 

●Amazon保護犬・保護猫支援プログラムに参加しています。

 

 

●旅行やレストランの予約、贈答品のお買い物はこちらから

予約やお買い物で、アルマを応援してください。

 

 

●アニコム損保 ペット保険代理店

アルマ安心サポート

 

 

活動への応援、よろしくお願い致します。

2つのプログランキングに参加しています。
毎日一回、応援ポチッとクリックお願いします。
にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村