2月15日のお釈迦様の亡くなった日。

涅槃接心という早朝座禅会に参加させていただきました。

新発田市の普門寺さんはこういった座禅会を企画してくださり、一般人でも気軽に参加させていただけるので本当に感謝しております。



表の辻案内板にて知ったのですが、仏像好きの知人にこのポスターを見せたら、仏像が素晴らしいので、普門寺さんに行けば拝観させていただけるのか?と尋ねられました。


普門寺さんに尋ねたら、今日は涅槃図の掛け軸が下げてあり、その後に飾ってあるので涅槃接心後ならお見せ出来るとの事。



無理を言って涅槃会の日に「南無釈迦牟尼仏」を拝観させていただきました。


思ったより黒くなく、見事なお釈迦様像でした。

作者は村上市出身の「山脇敏男」さんという著名な彫刻家さんの作品。


戦後、東京から村上に戻ってきた数年間にたくさんの仏像を彫刻されたそうです。



御本尊は秘仏となっており、その御前立という「南無釈迦牟尼仏」というそうです。

とても、お顔が穏やかで癒されます。光背の彫刻も良く見ると非常に緻密で圧巻です。


八海山の龍谷寺さまには山脇敏男さんが四年掛けて彫ったという巨大な十一面観音菩薩像があるそうです、今度観てみたいものです。



普門寺さんにはもう一体の地蔵菩薩像があり、こちらも何とも優しいお顔立ち。


昭和49年9月19日に亡くなられたそうです。

村上大祭で使われる「おしゃぎり」と呼ばれる山車の乗せものにも山脇氏の作品が見られるそうです。

村上市周辺のお寺さまに数体の仏像が残っているそうなので、機会があれば是非参拝させていただきたいです。



お地蔵さまには子供のころから遊び場所だったりして馴染みがあり、何かと最近、地蔵菩薩さまには縁があるみたいです。

毎日の地蔵様参りのおかげか、この山脇敏男さんの地蔵菩薩さまに巡り合えた感じがした、なんとも不思議な涅槃会の日となりました。