最近、すっかり龍神様巡りや龍神様集めにハマってしまったマナ男。
今回、訪れましたのは胎内市、村松浜集落にあります金刀比羅神社の拝殿彫刻を拝みたくやって参りました。
海沿いの国道よりひとつ中に入った集落の真ん中にあるため、今までこんな立派な神社があることをしりませんでした。
村松浜の平野安之允さんにより建立された漁師村の神社。
まるで四国を再現したような池の中に浮かぶ神社に驚くばかりです。それも地元民の力で掘られたというから更に驚きです。
もう年月が経ち、このような鬱蒼とした野生味溢れた池になっています。
亀がとてもたくさんいるそうなんです。
それにしても見事な造りの社殿。
村上の名宮大工さんの立派な本殿です。
圧巻はやはりこの拝殿彫刻。
江戸彫りと、呼ばれる中でも巨匠、後藤三次郎恒俊の作品だそうです。
この拝殿彫刻を守るためにガラスの風除室が設けられてますが納得してしまいました。
とにかくどこもかしこも凄い彫刻ばかりでただならぬ雰囲気。
両サイドにまわるとこのような建具板彫りが施されてます。
なかなかここまでの彫刻はお目にかかれません。
石川雲蝶もこのような江戸彫り流派のルーツがあるので、とても同じテイストを感じます。
この脇障子はまるで雲蝶が彫ったのかようでした。
それにしても江戸の超絶技巧には驚くばかりです。とにかく龍の迫力が凄いです。
またひとつ勉強させていただきました。
新潟にもまだまだ隠れた秘宝が山ほどある事を実感致しました。