pink flamingo salon | 甘イ夜と街ノ中。

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何着て行こう、誰と行こう、何話そう。お出かけのきっかけを作ってます。
amaiyoru.okayama〔@〕gmail.com

『pink flamingo salon』とは。

それはこの街のどこかにある小さなお部屋。
と或るレディの、レディたちの為のお部屋。
これから起こる出来事に向けての準備や、今まで起こった出来事の清算のためのお部屋。



小さな私室(ブドワール)。

そうこのカテゴリーは散文的にとりとめのないお話を展開してまいります。
何も解決しないと思いますし、何も得るものもないかもしれません。
でもしゃべりたい事ってあるじゃないの、的な。

第一回目は、「大人の思春期」についてのお話。

わたくし含め、自分の身の回りの女友達、男友達を思い浮かべてみてください。
または上司だったり隣人だったりさっきすれ違った人だったり。

みなよくある社会人然として日常を過ごしており、美味しいものを食べたり、恋人と喧嘩したり、ボーナス使ってお買いものしたり、税金を納めたりして過ごしてます(この税金のくだりはsex and the cityのパクリです)

人間関係においても、みなもう大人なのでそこそこうまく立ち回り円滑な人間関係を築いている人も多いでしょう。
波を荒立てないように、相手を傷つけないように、穏便に穏便に。
例えそれが自分の本意と違っても。
自分ももうイイ歳なんでそんくらいじゃキレないっすよ。

なのになぜ?
「わかってても納得しきれない自分がいる感じ」
「顔で笑って心で泣いて、それで一件落着したはずなのに」
「別に不満じゃないのに気に入らねえ」
「許してるけど忘れてないの」
時たま上記のような症状が出てまいりませんか?

きっとそれが「大人の思春期」ではないでしょうか。
もやもやと、トキメキと、いらだちと。
愛しさと切なさと(ある年齢層へのオマージュ)



ローティーンの頃に皆様が経験したであろう「リアル思春期」との違いですが、それはもういうなれば経験技能かもしれません。
「昔は自分も若かったんんすけど、もう大人なんで」
「もう慣れてるんで」
の看板が邪魔をしてませんか?わたしはしてます。すごい邪魔です。

時としてそれは、上に記しましたように円滑な環境を築く上で大変役にたっているのもわかってるんです。
あ、この「わかってるんです」がポイントですね。

子供のころはわかってなくて原因不明のもやもやと戦っていたんですが、もう成人式も遙か昔に終えますとだんだん原因とかわかってくるんですよね。
大人になるとうっすらどころかはっきりと原因が分かってくるんですが、だからと言って解決したり善処できるってわけでもない。

噛みしめたまま一緒に過ごしたりしなきゃいけない。
なんなら優しくしてやんなきゃいけない。

冒頭でお話ししたように、ここに書き記してあるからって解決策なぞ書きませんよ。

ただ、自分の部屋に戻って肌に馴染んだシーツの間へ滑り込む時間には、ちょっと許す方向へ気分を向けてみるだけなんです。
寝酒や煙草、ラヴェンダーやカモミールの力を借りてもいいかもしれません。
わたしは児童書を読みます(最近はエルマーの冒険)




何も解決しないですが、ちょっと忘れられるんです。
数時間後にはまた同じ日常が待ち構えております。

子供の頃のように全力で戦うもよしですが、ちょっとだけ許す
それも大人の思春期との付き合い方かもしれません。