こんにちは、アマミモヨリです
偶然でも何でも
お越しいただきありがとう。
前回④からのつづきです。
今回で最終話です。
数日後、おじさんを救助してくれた
おばさまと偶然再会しました。
わたしが困っていたときに
助けてくれた恩人です。
その町にたまたま用事があって
ひとりで遠出したときでした。
偶然すぎておどろきました。
おじさんは何事もなかったそうで
ホッとしました。
わたしが見つけたっていうか
実際は・・・
不審者と思って
離れようとしてたんだよね(苦笑)
だからあのときおじさんに気づけたのは
舌打ちされても近づいて行った
ヒルマのおかげ。
おばさまがわたしのことを
気にしてくれてたなんてうれしい。
いいヒトだなあ・・・。
▼気になってたこと▼
実際のところわたしは
ずっと気になってたんです。
なんであのときおじさんは
舌打ちしたんだろうって。
近くにいたのが3歳児だったから?
うん、うん、小さい子に向かって
「すみません」は変だもんね。
でもわたしにも「ヲウ」とか「ヨウ」
だったんだよね…。(※②話参照)
わたしがもっと歳を取って、
おじさんみたいに倒れたとき、
何て言って助けてもらうのかな。
とりあえず舌打ちすると
逃げられる可能性があるってことは
身を持って学びました(笑)
▼さらに、その後…▼
あれから何度かあの町を歩いたけど、
恩人にも
おじさんにも
(ついでにあのおばさんにも)
会うことはありませんでした。
わたしたちは
たまたまあの一瞬すれ違った
点のようなものだったのでしょう。
おじさんの発見から救助、
そして数日後の再会。
偶然にしてはうまく出来ていて
世の中って不思議だなあって
思ったのです。
(おわり)
\わたしのおススメ/
▼小学生の女の子の話(全3話)
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