ママチャリを直そう! | ジブリのプラモデルとかフィギュアを作ってみた

ジブリのプラモデルとかフィギュアを作ってみた

最近はイラスト中心ですが、プラモデル、自作フィギュアなどもアップしています。


連休にあわせて、子供用の自転車🚲を直すことにしました。

この自転車は既に五年目。屋根付き駐輪場には置いてあるのですが、結構錆びついてます。





もともと30,000円位で購入したので、修理代をかけるのにも抵抗があり、自分で直せるところは直してみることにしました。

自転車修理はやったことありませんが、最近はAmazonで購入して、Youtubeで検索すれば大概の事はできるので本当に便利です。



方針として、専用工具が必要な箇所は手を出さない事にします。今後使うかどうか分からないので…。

写真は今回買ったものです。



1.全体の清掃

水をかけて洗うのは抵抗があったので、濡らしたウェスでフレームやホイールなどの、拭き取りだけしました。



これだけでも結構綺麗になります。ワックス使うのもありですが、作業でどうせ汚れるので、やるとしても最後です。


2.フェンダー(泥除け)ステーの錆び取り

泥除けのステーがかなり錆びています。



交換も考えたのですが同じ形は見つからず…とりあえず『KURE 錆び取りクリーナー』を使います。



この後もKUREが度々出てきますが、安くてメジャーな物を探すとKUREに落ち着くんですよね。決して、おすすめしているわけではありません。

で、早速ですが、コレは微妙です。

錆び取り→清掃→脱脂→水洗い→クリーナーを塗布→10分放置→お湯で拭き取り→乾拭き→クリーナーを塗布→繰り返し…

とにかく手間が掛かるので、広い面積には向きません。また、かなりベタつくので、伸ばしにくいし、拭き取りにくい。時間も掛かります。

効果は少しはあるのですが、やっぱり錆は残るので、結局スチールウールなどで削り取る必要があります。もしかしたら、小さなチャームなどに使うと良いかもしれませんが、広い範囲に使うのはかなり大変です。

そこで、やり方を変える事にしました。

先ずは、スチールウールで錆び取り→パーツクリーナーで脱脂(コレをやらないと塗装が剥げます)→最後に自動車用の『KURE CRC シャシーコートブラック』でコーティングします。





カゴなども同じ様に錆び対策しました。しばらく様子を見てみないと分かりませんが、車のサスペンション用なので錆びは十分防いでくれると信じてます。


3.ギヤ周りの清掃

バイクのメンテナンス用に購入した『KURE チェーンクリーナー』を試しに使ったのですが、コレがかなりよく落ちます。




使い捨てのウエスで拭き取ってから、やっぱり『KURE スーパーチェーンルブ(チェーン用のオイル)』を付けてギヤ周りは完成。



3.サドルの交換

サドルは穴が空いてました。



こちらはBeidgestoneの物に交換。ポール(シートポスト)も錆びが酷いので交換します。


初めは塗装しようかと思ったのですが、挟み込む部分がどうせすぐに塗装が剥げて錆びるので、アルミ製にしました。

サドルに差し込む部分がφ22.2mmで、自転車に差し込む方がφ25.4mmです。長さはかなり長く350mmありましたが、特に困る事は無かったです。

4.ハンドル周りの交換

ハンドル周りも錆びているので交換します。シフトチェンジする部分も破損しています。



初めにハンドル部分(横に長い棒)です。アルミ製にします。


★ズーム ストレートハンドルバー AL-110


購入したのは、支柱と結合する部分がφ25.4mmで、グリップ部分がφ22.2mmです。サイズを合わせないと後々困るので要注意。幅は一般的な560mmです。


あとは支柱(ステム)の部分ですね。こちらもアルミ製に交換します。高い自転車だと『ステム』と『ステムアダプター』に分かれている様ですが、ママチャリとしては一般的な一体型の『スレッドステム』を購入しました。

★UPANBIKEバイクステム


ハンドルを差し込む部分がφ25.4mm、自転車に差し込む部分がφ22.2mmです。


あとはボロボロのギヤのシフト。これはシフティングレバーと言うらしいです。安定のシマノ製。コロナ禍で部品不足が深刻らしいのですが、グリップタイプは人気が無いらしくいっぱいありました。

★SHIMANOシフティングレバー(MTB) SL-RS36-6R


最後にグリップです。この部分、以前交換した時、取り替えに結構手間が掛かったので、今回はネジ留めタイプにします。

★NOGUCHI グリップ  NGS-005 ロング128mm×ハーフ95mm 左右セット

グリップシフト対応の左右非対称タイプです。グリップ部分はφ22.2mmです。こちらも一般的。


5.完成!


全て作業が終わった状態がコチラ。


繰り返しになりますが、グリップ、ハンドルバー、ステム、シフティングレバーは交換です。また、ブレーキシュー(ブレーキのゴム)が石の様に硬化していたのでコチラも交換。カゴ、カゴの支柱、フェンダーのステーは錆びを落として再塗装です。



サドル、シートポストは交換。



フェンダーのステー、ディレーラーガード、見えないですがスタンドは再塗装しました。ブレーキのグリスも補充しています。


錆びたギヤまで交換すれば完璧でしたが使用上は特に問題無いので今回は見送り…また来年ですかね。ここまでで3日間ほど掛かりました。


話すと長くなるのでカットしますが、一番大変だったのはスレッドステムの取り外し。固着していたので力技ではずしました。しばらくやりたくないレベルです。


次に大変だったのはリヤディレーラーの調整。こちらは一度コツを掴めば2回目以降は簡単です。Youtubeやブログ、シマノのディーラーマニュアルを参考にしました。調整の仕方はどこでも見られるのですが、組み付け時のシフト位置や、調整ネジの初期位置、ワイヤーの伸びの話などがなかなか見つからなかったです。




★まとめ

今回の自転車修理に掛かった部品代ですが、全てAmazonで購入し、トータル11,867円でした。

・ハンドルバー 2,398円
・ステッドステム 1,699円
・シフティングレバー 788円
・インナーエンドキャップ 142円
・グリップ 1,211円
・サドル 1,999円
・シートポスト 1,399円
・ブレーキシュー 773円
・ローラーブレーキグリス 1,063円
・シャシーコートブラック 395円

もともと持っていた工具類は除いています。参考までに一番高い物はトルクレンチですね(万が一があると怖いので、車軸は規定トルクで締めました)。私はジョイフル本田で4,000円程度の物を購入しました。

同じ自転車を買うよりもかなり安いのはもちろん、自転車屋さんに修理に出すよりは作業工賃が無い分安いと思います。あと、何よりも愛着も湧きます。