ママチャリを直そう! その2 | ジブリのプラモデルとかフィギュアを作ってみた

ジブリのプラモデルとかフィギュアを作ってみた

最近はイラスト中心ですが、プラモデル、自作フィギュアなどもアップしています。


素人のママチャリ修理2台目です。

なんと、今回は16年前の自転車です。

自転車本体のフレームとスレッドステム(ハンドルの付く縦棒)、クランク(ペダルの付く前側のギヤ)とディレーラー(ギヤを変える機構)、ホイール以外は全て交換しました。

ただ、作業はあまり記録できて無いので、ギヤ交換とシフター交換だけアップしておきます。

タイヤは自転車屋さんで交換してもらい全体的にサッと清掃しましたが…チェーンもギヤ(スプロケットと呼びます)もボロボロです。


ちなみに、写真のギヤチェンジをする機構(ディレイラーと呼びます)はSRAMという会社の物。印刷が消えていて分かりませんが、ネットで調べたところX-3というタイプに見えます。


かなり古いせいか、ネットでよく紹介されているSHIMANOのリアディレーラーには当たり前にある『ケーブルアジャストボルト』がありません(下の写真を参照)。ギヤを変える手で動かす部品(シフター)を交換する時に混乱したので、後で細かく書いておきます。



初めに、泥除け(フェンダー)と支柱(ステー)、チェーンを交換しました。


チェーンの交換にはチェーンカッターという専用工具が必要になります。安いセット物を購入して対応しました。



やっぱりギヤのセット(スプロケット)のサビと摩耗が酷いのでコチラも交換することにします。いちばん手前のギヤがネジになっていて、これを回して外します。


メーカーはDNPで、台湾の会社みたいです。



また別の専用工具を使ってスプロケットを外しました。



スプロケットには『ボスフリー』と『カセット』というタイプがあるらしいのですが、今回は『カセットスプロケット』です。


せっかくなので、SHIMANOに変更します。



ついでにタイヤの軸をフレームに留める『クイックリリースレバー』もボロボロだったので交換します。



交換してピカピカに!

チェーンとギヤがピカピカになるだけでかなり印象が良くなります。







次に、ギヤのグリップタイプのシフター(変速する時、ガチャガチャ回すヤツ)もボロボロだったので、交換する事にしました。


ただし、それに対応するリヤディレイラーの構造が、前回調整したSHIMANOと違います。具体的には『ケーブルアジャストボルト』がありません。


実はコレの意味に最初気が付かず、大失敗してしまいました…。



ネットをサッと見る限り、「SRAMもSHIMANOもギヤの調整方法は変わらない」と書かれていたのですが、明らかにリヤディレイラーの構造が違うので、念のためシフターもSRAMの物を購入しました。


しかし、1速に入るように調整すると、7速ギヤなのに5速までしか入らない。逆に7速ギヤに入る様に調整すると、3速までしか入らないという状態に…。


結論から言うと、SRAMのグリップシフトにはSHIMANO用(MAX comp)と、SRAM用(3.0 comp)がありました。


写真右がSHIMANO用で、左側がSRAM用です。違いが分かりますかね。SRAM用の方がギヤの間隔が広くなってます。つまり、SRAMのシフターとSHIMANOのそれでは、ギヤチェンジ時に手元でケーブルを引っ張る量が全然ちがいます。



SHIMANOは手元でケーブルを引っ張っる量を小さくして、リアディレーラーで増幅してギヤチェンジをしている様です。この増幅量を決めるのが『ケーブルアジャストボルト』です。


一方、SRAM用にはこの様な増幅機構はなく、当然、『ケーブルアジャストボルト』もありません。手元で引っ張る量とリヤディレーラーの変速機構を引っ張る量は全く同じ1:1になってます。


コレに気づかず、初めSHIMANO用のシフター(max comp)を買ってしまったんですね(2,500円位)。色々調べて、後からSRAM用『3.0 comp』を買い足しました。こちらはめちゃくちゃ高額で5,000円超。勿体無い事をしました。


ちなみに、最近のSRAMは、SHIMANOに仕様を合わせてある様です。