え…それ、どうゆうことですか?!



ヒート1のデータとヒート2のデータを合算するはずが、ヒート1のデータが、故意か過失がわからないが消失してしまった。
いま暫定の話だが、ヒート2の順位で、正式な結果になる模様。


抗議を含めて話を聞きに、藤原コーチもFIM側に話に行くと「まだ、決定ではない話を選手にしないでくれ!」と逆に注意を受けるシーンもあったが、やはり消失したデータが戻るわけではなく、そのままヒート2の結果を受け入れるというなんとも後味の悪いレースとなってしまった。


愕然とし、納得いかずふさぎ込む川崎選手に藤原コーチは、自身が経験した海外での悔しい話をしてくれた。
ややふてくされる彼に少しづつわかってもらえるようにと、寄り添いゆっくり話して聞かせていた。


そんな楽屋裏とは逆に、ポディウムの下ではメディアや、レースファン、チームを支えたスタッフがまだかまだかと待っている。
MCの声も聞こえ、そろそろ呼ばれそうな雰囲気になっていた。

MFJの後藤さんが「おい!祥吾!切り替えろ!」と言った。

彼のヘルメットと選手名ボードを持った私も、彼の背中をパシッと叩いて「せや、切り替えて、代表として笑うんやで!スマイルで!」とヘルメットを手渡して送り出した。


この後、裏にいた私達には見えなかったが、両手を挙げて満面の笑みをスタッフやファンに向け、お立ち台に向かう祥吾くんの写真を後ほどみて、涙が出てしまった。




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川崎祥吾!本当にこの子はすごいよ!



相当悔しいし、まだ13歳…でも、これから本気で世界の舞台に向かう彼を押してあげることが最善なんだと、痛感した。



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「台湾の代表になんで前を許したの?」
と、後で聞くと

「S字で、ミスしちゃって、焦ってリカバリーしようとして、余計滑って、そのまま抜けなかったんです」

自分のミスってわかってて、それを言えてほんまにこの子、偉いな。

これも以後のレースの糧になるね。
祥吾くん、楽しみだよ!タレントカップ頑張ってね!


糟井はヒート2の結果で5位。見事ポイントも頂けたので、日本代表選手としてのお仕事も無事こなした。


2015年FIMアジアカップは日本が2位となり、カップを頂きました!


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ポディウムには、全選手を支えた藤原コーチも立ち、全員で記念写真も撮れた!

素晴らしいレースが終わりました。


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まさか、こんな経験ができるなんて、誰一人わかってなかった。

台湾で仲良くなった選手やカメラマンにも「また走りにおいでよ」と言ってもらった。




本当に、また走りたい!
大鵬湾国際サーキットも好き!
HPM250も好き!
チャンスがあれば、また帰ってくるから、一緒に走りたいです!
よろしくお願いします。


同行していただいた
MFJの後藤玲さん、藤原コーチ、Amean Linさん、辻さん、谷野マネージャー、はれぱぱこと東さんありがとうございました!
現地でお世話いただきました
CTMSAの関係者の皆様、ありがとうございました!
台湾に行くにあたりたくさんのアドバイスをくださった方々、ありがとうございました!
応援、ご支援、くださった方々、ありがとうございました!



こうして、台湾の方々より「日本最速  歐巴桑(日本最速のおばさん)」という、なんか微妙ですが、嬉しい称号を頂きました!

大阪のおばちゃんは2月に夢描いたものが形になり、とんでもなく遠いところでレースをしました。

また、こんなことがあるやもしれませんので、常にアンテナを張ってチャンスをものにしたいと思います!


長々とありがとうございました!