退院まで残す所あと2日。

 

事故にあってからの10ヶ月がひと段落します。

 

長いようで短かった、でもやっぱり長かった?いや、そんなことないか。

 

よくわからなくなってきましたが、家に帰ることが待ち遠しくなったのは本当に最近です。

 

というのは、毎日自分の体やこころに向き合うのに必死だったから。

 

関わってくださった理学療法士さんたちには、この感謝の気持ちをどう伝えていいのかわからない。

 

先程、この療養病棟に転棟してから担当してくださった理学療法士の方がご挨拶に来てくださったのに、私は自分の思う感謝の気持ちの100分の1も伝えることができなかった。

 

この筋肉が痛い、ここがこんな感じなどの非常に細かい訴えにひとつひとつ耳を傾けて対処していただいたり、体だけでなく生活に戻る道標を示していただいたり、そこに少しずつ向き合うことで、いい感じで回復したんではないでしょうか。

 

先日家族から、手術した病院では『1年後に普通に歩けているか、微妙なところだ』と言われた、というのを聞いて、本当にいい経過を辿れたんだなぁ、と改めて思った。

 

ほんとうに素晴らしい技術を目の当たりに見せて頂く機会が持てたことは、人に関わる仕事をしてきたものとして、思わぬ事故ではありましたがこれは『神様からいただいたギフト』だとしか思えない。

 

こころから感謝でありがたい時間でした。

 

このブログを読んだあなたは、今後の人生でもしリハビリが必要になったら、この栃木県にある『栃木県医師会 塩原温泉病院』の存在を思い出してください。

 

素晴らしい技術を持ったリハビリスタッフがあなたの可能性を引き上げてくれます。

 

もちろん、自分自身の努力は必要だけど、モチベーションを次々と上げる刺激がいただけます。

 

最近の私の心境・・・

 

毎日たくさんの命が失われる中、私は自分の命がまだここにある。

 

どうか私の命を世の中の役に立ててください。

 

お願いしているだけでなく、いつ使われてもよい自分でいたいので、そのために自分自身と向き合うことをこれからも続けていきます。

 

あと数日でまず日常生活に戻ります。

 

そこで何か変化があっても対応できる術を私はたくさん持っています。

 

もちろん、その時々でうろたえたり、必死だったりしますが、『無常』でこその人生を楽しんでいきたいと思います。

 

 

春の川は嬉しそう。写真が回転してしまった。