わたしは自分の人生を

ちょっと失敗してるかなって

感じてて


『ちゃんと』


生きれてない感じがしてました


生きることって

何か特別なことをすることだと

思ってたんです

何か特別なものを感じることだと

思ってたんです


留学したり

外国人の友達を作って異文化交流したり

彼氏と楽しい誕生日を過ごすとか

結婚式をあげてみんなに祝福してもらったり

仕事でキラキラしたり

子どもを産んで愛情を惜しみなく注いだり




だけど




スーパーの袋を2つも持って重い重いと歩くことや

1人でご飯を食べる時に感じる淋しさや

歩きたばこをしてる人の後ろをてくてく歩くことや

お腹が痛くて電車を途中下車することや

トイレで仕事をサボるのも

紙で指を切ることも

つい笑ってオナラがぷってなっちゃうことも

嫉妬してるときも

チョコレート食べ過ぎて後悔してることも

電車に揺られていることも



ぜんぶ

ぜんぶ

ぜーんぶ

生きてることなのかなって

最近思うようになりました




生きることって

好きなことをして、好きなひとといて

しあわせを感じることだと



生きることって

何かにやっとたどり着いた時に感じる歓びだと


生きることって

ほんとうに好きなものを見つけて心配事を一切入り込ませないほど熱中することだと


生きることって

毎日ワクワクして楽しむことだと


好きな事を見つけて安心することだと


思ってました



でも



お風呂を洗うことも

風邪をひくことも

お餅を食べることも

甥っ子や姪っ子と笑いあうことも

ゲームに負けて悔しい思いをすることも

2割引きのお肉を買うことも

コンパが楽しくなかったことも



ぜんぶ同じ

生きてることなんだなぁと

思うようになりました



そしたら


ああ


今、これでだいじょうぶなんだ


生きれてるんだ


って思うようになってきました



すべてが生きることなんだとわかったら


安心するようになってきたら



音楽を楽しめるようになりました

暇な時間を楽しめるようになりました

さみしいと涙を流すこの時間が今のわたしに必要なんだと思うようになりました



そして



生き急がなくなりました




だってもうすでに生きれてる


生きることに価値や意味をつけているのはわたしだった。


わたしは

ふつうに生きれてないようで

みんなと違ってるようで

だめだだめだと思ってたけど


なんかこれで

いいみたいです