今年上半期の最後の仕事を実家のある関西で完了したのは7月3日。
その翌日の7月4日に救急車で搬送され、緊急入院した母にたくさんの方からお祈り頂き、ありがとうございました。
いつものように梅雨から夏にかけての夏バテかと思いきや、原因不明の心臓の病で生死の境を彷徨う日々となりました。
日々移り変わる母の容態に一喜一憂し、様々な感情が溢れ出しました。
何もできなくなる母を介助しながら、近づきつつある永遠の別れを思うと涙がツルツルツルツル溢れだして止まらない日々もありました。
そんな中、この2月から始めたエンディングアロマテラピー講座でお教えしていること全てがここに活かされ、香りのケアーも含めてのお手当ができたことが、心の拠り所となりました。
入院当初は介護のアロマケアー。
そして、思いがけなく母の意識混濁が始まり、見えない人を見始め、家族に遺言のようなことを伝え始めた頃からは看取りのエンディングアロマになり、
そして、今、少し容態が落ち着き再び介護のアロマケアーに戻ってきました。
今は少し落ち着いた母ですが、眠る時間か増え、食べることも、話すこともあまりしなくなってきました。
これが自然死に向かってのプロセスなのか、
あるいは快方に向かってのプロセスなのか、
原因不明でこれ以上の検査は身体に負担をかけるため、主治医の先生もそれはわからないそうなのです。
今はただ母の魂が望むこと、魂が目指す最善のことがなされることを祈るばかりです。
そんな中、痛んだり、苦しんだり、眠れなかったり、辛かったりする母にその辛さを和らげることができる様々なお手当や心のケアーができたことは、母にとっても、私にとっても大きな救いと癒しになりました。
そして、この時に、エンディングアロマテラピー講座の開催は実は私と私の母のためにあったのだと今更ながらに思ったのでした。
でも、迫り来る別れの悲しみはそれをはるかに上回りました。
エンディングのプロセスを頭で理解していても、そして、様々なケアーを駆使していても、ハートはこんなにも辛いものなのですね。
大切な人を失いゆく時に味わうこの辛さや淋しさ。
なのに、現実的な問題を処理していかなければならない切迫感や緊張感。
ハートが張り裂けそうな毎日をなんとか駆け抜けてきた日々でした。
大切な家族を看取られた方達はこんなにも辛い辛いプロセスを本当に乗り越えられてきているのかと思えたりもしました。
でも、そんな時に当初からホメオパシーのレメディを持って私と母のために駆けつけてくれた友がいたり、
ヒーリングを申し出てくれた友がいたり、
そして、毎日のように元気かと声かけをしてくれた友がいました。
最初の10日ほどは自分の食事に意識が向かず、ほとんど何も食べていませんでした。
そんな時に宅急便で、すぐに食べれる食べものを送ってくれる友がいたり。
そして、看取りを思い残すことがないようにアドバイスしてくれた大切な友もいました。
こうして、母のケアーをする私をケアーしてくれたのが、周りにいた友でした。
ギリギリの精神状態で一日一日を終えていった私は、彼女たちのサポートがなければ、精神的にも肉体的にもどうなっていたかわかりません。本当に感謝です。
そして、大切な家族が病の時や、逝ってしまう時にこそ、介護をする人の心のサポートやケアーをしてくれる人が本当に必要なんだと感じたのでした。
そして、それが介護されたり、看取られる側のQOLを高めることができるのだと実感したのでした。
母が入院したこの７月。母が今日まで一日一日生き切ったように、私も一日一日を生き切ったような日々でした。
皆さんからのお祈り。そして、たくさんのサポート。本当にありがとうございました。
そして、母に付き添うために、講座やセッションの順延を快諾くださったお客様や生徒のみなさま、そして講師のみなさま、本当にありがとうございます。
予断を許さない状況の母ですが、母とともに、今日もまたこの一日を生き切りたいと思います。
母の介護アロマ①救急車で搬送！その時、香りがレスキューレメディに・・・
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