譲渡会も皆様のご支援・ご協力のもと、大盛況で無事終了致しました。

感謝と御礼を申し上げます。m(_ _)m

幸せ切符を頂き、卒業させて頂いたおかげで、翌日早々に処分センターに走りました。

沢山の子犬達が、救出を今か今かと待っています。

早く行かなければ、押出し式の感じで、ドリームボックスに送られて行きます。

純血種・雑種・年齢など関係なく・・・です。

施設の監房に入ると、成犬達も多く収容されています。

その横には、子犬の兄弟7匹が、状況を分からず楽しそうに遊んでいました。

この子達は、センターから一般譲渡に向けて適性判断中です。

そして、その横を見ると2~3ヶ月の子犬2匹が、身を重ねて顔を隠しています。

間違いなく野犬の子です。

山での捕獲だったのでしょう。

人間を怖がり、全てが始めて見るものばかりです。

私(K) 「この子達は?」

行政職員さん(S)「あぁ~この子達は無理ですね~全く人に慣れていません。」

K:「今の時期ならまだ慣れさすことは可能な大きなじゃないですか?」

S:「噛みますからねぇ~」

K:「怖がってでしょ?」

そんな会話をしながら、考えています。

常に感情1:冷静9を保たなければ・・・と思う中、
私はこの子達をこのまま諦め、通り過ぎるると
先の姿は、ガス処分とわかっているからです。

この子達だけではないのは分かっています。

全国では、亡くなっていく子が何万といる事が。。。

しかし、目の前で動く小さな身体を見ていると、たった数ヶ月前にこの世に生まれてきて、何でこんな短時間で、闇に葬ら

れなければいけないの?

広い冷たな監房から、追い込まれ処分機に入れられる姿・・・。

ガスが注入され、苦しみながら倒れていく姿・・・。

ゴミ同様に、何体もの遺体が落とされていく姿・・・。

胸が詰まる思いで、考えます。

時間のかかる子を一匹救い出す間に、人馴れした子を何十も助けられるという現実。

愛護団体としては、処分されていく多くの命を救う事が、団体のスローガン。

この子を出す事は、間違っているのか?

代表に意見を求めたが、「任せる・・・」と。

代表が言ってることは、大正解です。

でも・・・・感情1が、ガタガタと崩れて行くというかいうか、
感情のバロメーターがグゥゥゥーーーーンと冷静を押していく感じです。

とにかく、監房に入らせてくださいと、申し出ました。

話せば分かる!!きっと分かってくれる!!
思いをチビワンに伝えてみよう。

S:「気をつけてくださいね。 小さいほうが触れるだけでパッと噛んできますから・・・。」
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K:怖いの?

 大丈夫だからね。

 何も怖くないよ。

 ここにいたら死んじゃうんやよ。

 一緒に行こ。

決して、急いではいけません。
こちらが焦ったら、ダメなんです。

この子が、どれほど怖がっているのか。強引に行くと怖さから逃げるか噛むの行動に出るでしょう。

所長が横に付き添いましたが、男性の声は結構怖がるんですよね(-_-;)

1対1でないと、なかなかチビワンは説得出来ません。

暫く同じ事を繰り返していると、チラッと見てきます。

ちゃんと、聞いてくれてるんですよね~。

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説得は続く・・・足がしびれる・・・。

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指先で、ゆっくりと背中を触り、徐々に首の方に行き、顎の下をそっと撫でてみる。

じっとしています。

そのまま、お腹に手を回し、「大丈夫!!ここから出ないと死んでしまうんだよ」と、言いながら抱き上げた!!
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この子達の命は繋がった!!

そう、諦めたら終わり。

大変かもわからないけど、私達は愛護活動をしているんだ!

目の前の子を救えなくて、何が愛護なのか。

自分への良い様な解釈かも知れませんが、こうしなければきっときっと悔やんでしまう自分がいるから。

10の大切な命を乗せ、雨の中、滋賀シェルターに戻る。

今回は、700キロの移動でした(^^;

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いつものようにシェルター到着し、温かな毛布・美味しいご飯を用意し、夢の中へ

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翌日、個体識別開始。

シェンプーはさすがに恐怖で、脱糞、数回。

私もうんちまみれになってしまいました(-_-;)

時間をかけて、心のケアををしていきます。

心のケアには、薬はありませんが、人の心が薬だと思っています。


こんな子達が、いっぱい います。

行政で適性検査ではねられる子達は、ほとんど人間不信の子です。

一件のおうちで、こんな子達の心のケアをお願い出来れば、もっともっと助 かる子が増えるのです。

大変な分、「心の扉」を少しずつ開けていってくれると、とても嬉しく やりがいもあります。

そんな感動も味わって頂けるでしょう。

ホスト様のご協力を重ねてお願い致します。


一般家庭でのお預かりを最短で2週間お願い出来ませんでしょうか?
ホスト様のご協力で、多くの子が助かります。
ホストファミリー登録


★★★緊急での物資ご協力のお願い★★★
☆ワンコ部門

アイムス子犬用フード
(次々と子犬のレスキューが続いており、常に不足状態であります。)

*子犬用レトルト
(離乳後の固形フードが食べれない子に活用します。)

スーパーワイドシーツ&ワイドシーツ
(兄弟犬の複数頭がサークルに入りますので、半端なく交換が必要です。)

ペットサークル
(感染症防止の為に、子犬達は決まったグループでしか出せない為、サークルが必要です。)

*子犬用の首輪
(個体識別により多数必要です。)

成犬用フード
(現在、フードに困っています。銘柄指定はございませんので、宜しくお願い致します。)

*缶詰
(老犬たち・食の細い子達は、缶詰でないと食べません。)

*液体洗濯洗剤
(冬場の毛布洗濯が、日々100枚近く出ます。)

*おやつ
(ワンコ達の一番の楽しみです。*クッキー以外でお願い致します。)

☆ニャンコ部門
成猫用フード

子猫用フード

*成猫用缶詰・レトルト

*子猫用缶詰・レトルト

爪とぎベット

送付先:滋賀県高島市今津町酒波1186-2
MPO法人 動物愛護団体 エンジェルズ
0740-22-3000


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助け出す・保護する事は、簡単な事です。
しかし、その後のケア(医療・飼育など)が大変な工程であります。
すぐに里親様から幸せ切符を頂く子も居れば、長年シェルターで、過ごす子も居ます。
常に財政難で頑張っております。
殺処分センターからの保護の資金(命を繋ぐ基金)にも是非ともご協力をお願い致します。

郵便局:口座番号:14630-16534321

滋賀銀行:今津支店・普通口座・番号:598577

三井住友銀行:赤川町支店・普通口座・番号:1601289

(口座名義はすべて同じです)
口座名義:特定非営利活動法人 動物愛護団体 ANGELS
   トクヒ)ドウブツアイゴダンタイ エンジェルズ