<質問②>
IWJの佐々木と申します。
先ほどの報告からですね、施設内で向精神薬の投与がされているということなんですけど、こちらの資料見ますと、パキシルですとかジェイゾロフトが投与されていることが書かれているのですが、効果として大人しくさせるとか、乱暴しないようになるとかが効果にあるということなんですけど、その後、その子供が施設から出てきた後に、何らかの後遺症があったりとか、何らかの症状、身体に変化が起こったとか、そういうケースとか確認されたりするのでしょうか。
<応答・内海医師>
実際それは確認されているケースがありますよね。
ケースがあれば、お話しお願いします。
<応答・釣部氏>
私が知ってるケースでは、親と離れて養護施設に送られました。
子供は不安です。
スタッフからは、「お母さんは探しに来ないよ。」と言われ、「捨てられたんだよ。」と言われる。
おねしょをしました。そうすると、精神薬を入れられる。
断るといじめられる。虐待があるということで、イヤイヤ飲んでいる。
1年9か月で帰ってきましたが、目つき、顔つきが違っていましたね。
その後、学校になかなか馴染めない。結局不登校になってしまう。高校も行けない。
その後、就職してもすぐ続かないということが起きて、今でも後遺症で、本人の問題とも言えちゃうかもしれませんけど。
明らかに僕も小さい頃一緒に遊んでたのを見てましたので、目つきが変わってて、当初は精神薬って思ってなかったものですから。
大分大きくなって、内海先生と知り合ってから、本人にも話して。本人もそのこと言わなかったんですよ。ずっと。
あの、お母さん疑ってますので、大分大きくなって、「実は薬飲まされてたんだよ。」って、話しをしてくれましたね。
大変復活するのが普通とは違う事例が生で見ております。
<応答・内海医師>
今、パキシルの話しをされましたけど、これは公式にされた文書にも、18歳未満はプラセボ効果と比べても、有意差あないという報告もある位、効果がないと。
しかも、それだけじゃなく、副作用とか後遺症などの危険があるということで、これなんか非常に子供に対しては、投薬を慎重に。
パキシル添付文書http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179041F1025_2_31/ より一部引用
(引用部分は、 「警告」 以外は、緑文字)
一般的名称
警告
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小児等への投与
- 1.
- 小児等に対する安全性は確立していない。また、長期投与による成長への影響については検討されていない。
- 2.
- 海外で実施した7~18歳の大うつ病性障害患者(DSM-IVにおける分類)を対象としたプラセボ対照の臨床試験において本剤の有効性が確認できなかったとの報告がある。(「警告」の項参照)
また、7~18歳の大うつ病性障害、強迫性障害、社会不安障害患者を対象とした臨床試験を集計した結果、2%以上かつプラセボ群の2倍以上の頻度で報告された有害事象は以下のとおりであった。
- 本剤投与中
- 食欲減退、振戦、発汗、運動過多、敵意、激越、情動不安定(泣き、気分変動、自傷、自殺念慮、自殺企図等)なお、自殺念慮、自殺企図は主に12~18歳の大うつ病性障害患者で、また、敵意(攻撃性、敵対的行為、怒り等)は主に強迫性障害又は12歳未満の患者で観察された。
- 本剤減量中又は中止後
- 神経過敏、めまい、嘔気、情動不安定(涙ぐむ、気分変動、自殺念慮、自殺企図等)、腹痛
引用終わり
私に言わせると極論に思われるかもしれませんが、私は子供に向精神薬は必要ないと思っているのですけど。そういう薬なんですけど。
例えば、この要望書に書かれている実例のケースでは、3種類同時に投薬されています。
(※1) 要望書は、児童相談所の問題についてのサイトより要望書がダウンロードできます。
それは、薬の相互作用を考えると非常に危険極まりないのですけど、カルテもちゃんとオープンにされない。
これも医師法違反といえば、医師法違反なのですけど、そういうことが平気で行われている。
後、理由もですね、元気がないとか、カルテにそう書かれてるだけなんです。
後、不都合なところは黒塗りになって、裁判資料では返って来る。
だから、原発問題なんかでも、書類なんかが黒塗りで出てきたりとかするということが、IWJさんだから、わかってらっしゃると思うのですけど。
それと、全く何も変わりないことが実際子供の保護ケースの中で行われている。
元気がない、親元に帰りたい、というのも理由。投薬の理由になって、薬を入れられている。飲まされているだろう。
それは、親が情報開示求めても、オープンにされてないというケースがあったりしますね。
後、他にも不登校だということで、一時保護されたケースも精神的な病気があるということで、それが理由で投薬されてますけど。
その子供も、実際帰ってきたんですけど、もっと残念ながら一言で言えば、調子が悪くなっている。というのが現実だったりしますね。
そういう案件はいくつか散見されると思います。
<応答・南出弁護士>
最近の資料、論文の中で「福祉社会研究10月号」の雑誌があるんです。
この中に、吉田耕平さんの論文がありまして、「児童養護施設の職員が抱える向精神薬投与のゆらぎとジレンマ」 (※2)という、こういう論文があって、これがまさに、職員も良心的な人がこういうことに関して疑問を感じているわけ。
つまり、こういう施設の中で向精神薬が投与されてるということは、これはもうゆるぎない事実で、公知の事実で、これについての葛藤に関してあるんだということをレポートして、発表されている論文があってね。
だから、こういう問題を実際発信している人がいるわけだから、これを踏まえてメディアもですね、真剣になって、権力内の施設内虐待を徹底して究明していくという姿勢が唯一メディアの使命じゃないかなと思っているんだけど。
この事実が全く報道されない。
問題ですらされない。
ということが、今のゆがんだ状況かな、と思います。
(※2) :後日、内容をアップさせていただきます。
当記事は、10月15日に行われた記者会見の動画より、テープ起こししたものをアップさせていただいてます。
記者会見の動画も是非ご覧くださるよう、お願い致します。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/182320
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いっさんさんの家庭で起きた不当保護のネットニュースの連載が始まりました。
「佐世保児相に突然引き離された親と子(1)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22637/1113_dm1718_01/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(2)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22761/1114_dm1718_02/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(3)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22931/1117_dm1718_03/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(4)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/23095/1118_dm1718_04/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(5)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/23593/1125_dm1718_05/
佐世保児相への多様な意見を紹介
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22819/1114_iken_1/
とごういづみさんの家庭で起きた不当保護について、めんど~ささんが漫画にしてくださいました。
「とごういづみさんの話@佐世保1,2」
http://mendusa2.seesaa.net/article/409872936.html?1417389639
「とごういづみさんの話@佐世保3,4」
http://mendusa2.seesaa.net/article/410049664.html
「とごういづみさんの話@佐世保5」
http://mendusa2.seesaa.net/article/410356819.html
「とごういづみさんの話@佐世保6」
http://mendusa2.seesaa.net/article/410438993.html
「とごういづみさんの話@佐世保7」
http://mendusa2.seesaa.net/article/410492698.html
「とごういづみさんの話@佐世保8」
http://mendusa2.seesaa.net/article/410706602.html
「とごういづみさんの話@佐世保9,10,11」
とごういづみさんよりメッセージ
「とごういづみさんのメッセージfromFicebook」
http://ameblo.jp/042-3/entry-11960616574.html
「とごういづみさんの投稿fromFicebook」
http://ameblo.jp/042-3/entry-11961439734.html
「とごういづみさんの投稿・Facebookより」
http://ameblo.jp/042-3/entry-11964219939.html
(児童相談所による不当保護は、保護されたお子さんや、虐待疑いをかけられた親御さんだけでなく、幼い兄弟姉妹にも心に深い傷を負わせます。
児童相談所は、「子供の立場に立って、通報を」と呼びかけてますが、一番子供の立場に立ってなく、子供の気持ちもわからず、踏みにじっているのが児相です。)
「とごういづみさんの決意表明・Facebookより」
http://ameblo.jp/042-3/entry-11965402682.html
「帰る家族がありがならX’masも家族と過ごせないこどもたち」
http://ameblo.jp/king-sekaifrom/entry-11965697352.html
ぴょんこさんの署名は