皆様いつも有難うございます。
昨年6月に道端でうずくまっているところを保護されてから諸事情により再募集となったチェンジャーくんですが、
猫エイズキャリアに加えて、腎不全ステージ3の為、未去勢でいます。
皆、すまん。
前回俺は脱獄話をしたけど、ごちゃごちゃになっていたよ、すまん。
俺はここで二回脱獄した。一回目は夜じゃなくて昼間だった。
衆人環視の元、俺は一瞬の隙を感じて、鍵がかかってなかった窓をまず開けて、
その次網戸をするりと開けて一目散に逃げた。
で、メガネのおばちゃんがコンビニ隅っこで腹ペコで喉からからな俺を確保して、
ロンに馬鹿にされたというのが一回目。
で、二回目はたまたまセコムとロックが掛かっていなかったある夜だった。
一回目があったから、オババたちはとても警戒していた。
でもな。俺はずっと観察していたんだよね。
それでも今日はロックをかけ忘れているなとね。俺は頭いいんだからね。それとねロックはね、実はだな、俺は上に押すロックなら解除できるのだ!すごいだろ!
で、明け方の再脱獄につながったというわけ。
翌朝、もちろん大騒ぎ。俺はその頃には丸山公園にいて公園のみんなにご挨拶していた。
ついでに、ナポとボロも俺に続いて脱獄したらしいが、あいつらはすぐにご飯を食べに帰ってきたんだって。
あいつらもうここが自分ちなんだろうな。切ないな。
あいつらが生きていける場所はここしかないんだから。
で、俺は丸山公園でまたもや腹ペコになって喉からからになって、またうずくまっていた。
俺、水筒とか食い物入れたリュックをいつも背負っていればいいのかな。
そんで、俺はまたしても朦朧としてきた。水がいつも欲しい、水がない。
気が付いたら、ふんわり誰かに抱っこされてた、俺助かった。
結局さ。俺は家の中だけじゃ絶対無理なんだね。
息が詰まる。
オババはさ、去勢してないから余計だわね、、、ほんとに困った子ね、、、だって
仕方がないじゃん。俺は風来坊。
そういえばね、俺の二度にわたる脱獄があったから、
ここでは警備がめちゃくちゃ強化されたみたいで、絶対に脱獄できない鉄格子みたいなものが全ての窓についたんだ。
まあ、俺みたいに出ようとするやついないけどね。
俺さ、リリーに会いたいな。死ぬ前に。俺、来年も生きてるのかな。会いたいな。