鳥取県知事、環境省を激しく批判 震災がれき受け入れ | あんくら島田のブログ

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知事、環境省を激しく批判 震災がれき受け入れ


2012年03月29日


 鳥取県の平井伸治知事は28日の定例会見で、東日本大震災で発生したがれきの受け入れに関する環境省の対応と姿勢を厳しく批判した。米子市が受け入れ条件に掲げている「国有林での最終処分」について、同省職員が27日の県内市町村向けの説明会で否定するような発言をしたことなどに触れ、「決定権のない職員が来てはしごを外すような話をする」と不満を爆発させた。


 平井知事は、16日に国が国有林で責任を持って焼却灰を最終処分するよう、細野豪志環境相に電話で申し入れている。しかし、同省からは決定権のある職員が派遣されず明確な回答が得られないとして、「国はやるべきことをやらない。一体何をやっているのか」と不信感を示した。


 細野氏との会談後の19日に環境省中国四国地方環境事務所(岡山市)から県庁に派遣されてきた職員について、「残念ながら国の要請書を置いて帰っただけのメッセンジャーだった」と指摘。27日の説明会に出席した同事務所長についても「最終処分地に国有林を活用する構想について否定的な発言をし、安全基準にも言葉を濁すなど、通り一遍の話ばかりで『子どもの使い』だ」と切り捨てた。


 その上で、「本気で地方と向き合って議論しようという考えが職員に届いているのか。国は言葉で受け入れろと言いながら、現実的な受け入れ態勢の話になると『決まってない』『協力できない』となり、物事が進まない。もっと真剣に取り組むべきだ」と苦言を呈した。