kaze to hikari の記事として島田市のことが掲載されました | あんくら島田のブログ

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『安心して暮らせる島田を作る市民の会』
私たちは静岡県島田市での「震災がれき広域処理」への疑問から活動を始めた年齢や立場・市内か市外かなどの「枠」にこだわらない個人有志の集まりです。


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KAZE to HIKARI にて、島田市の瓦礫の広域処理反対運動について、記事が掲載されました。
ご覧ください。



転載*******************************************************

お母さんの力強さが、希望 
http://www.kaze-to-hikari.com/2013/04/post-20.html
投稿日:2013年4月 6日 by 村野 雪 カテゴリ: がれきの焼却

お茶の産地として有名な静岡県島田市は、東日本大震災によるガレキの広域処理の受け入れを、早くから政治決定しました。
 
この街は人口約10万3千人、大井川がゆるやかに流れ、背景に富士山が悠々とかまえるとても美しいお茶の里です。福島第一原発から約400km。浜岡原発から約30km。そんなところのお話です。
 
ある日の朝、私はこの街を訪れて、子供会のゴミ拾いと線量計測会に、少し重たい覚悟で参加させてもらいました。ところが実際は、子どもたちが楽しそうに走り回るなか、みんなで談笑しながら市から借りた放射能測定機で計測し、その結果をルーティンのように地域に回覧する、それは「危機管理」と言うより「日常管理」と言う言葉がふさわしいものでした。手を上げながら横断歩道をわたるようなこの活動は、ガレキ受け入れが決まる中ではじまったものです。
 
焼却炉から3kmと離れていないところに、この線量計測会の伊太地区があります。ガレキ焼却が本格的にはじまる前の昨年5月、周辺の小学校の雨水樋下土壌を専門業者に測定してもらうと、セシウム1970ベクレル/Kg(合算値)という数値がでました。それは、福島原発事故由来のものでしょう。この放射能にさらにガレキで上乗せすることのないように抗議しましたが、島田市議会は19対3で、推進を決めました。
  
放射能が忍び込んだこの街で、お母さん達はもちろん不安だと思います。それでも生きる術を見つけなければならない、それを子どもたちにどう伝えていくのかと考えます。計測活動は、子どもたちに危険な場所を知らせる機会でもあり、対処の仕方を一緒に考え、学ぶ場なのです。
 
できることはきちんとやる、このような活動が自発的に始まり、一年続けているお母さんの力強さに、明るい希望を感じました。



< 解説 > モデルケースとして位置づけられた、島田市

 島田市は、ガレキの広域処理推進に対する東京都の決定を、全国展開するためのモデルとして政治的位置づけされた街です。静岡県が600トンを目標にと言っているところ、市長はメディアを通じて5000トンの受け入れを、議会での決議前の2011年12月に表明し、その積極性をアピールしました。

 ここでは、放射能の拡散に心配した住民が団結して闘う物語と、試験焼却実施日にこの焼却施設に細野大臣(当時)が現れ、テレビ放送がされるなどの政治的なパフォーマンスと強権的政治行為が繰り返され、住民と行政の利害構造が鮮やかに衝突した街としても知られています。

 しかし、そうした衝突の中でも、生活は毎日していかなければなりません。本文は、こうした反対活動だけではなく、放射能のある世界で、どのように生きていくのかを少しずつ取り組んでいるお母さん達のお話です。 

 ◆2011.12.14 島田市長メディアを通じて受け入れ表明。静岡県が600トンを目標にと言っているところ、5000トンの受け入れを表明
◆2011.12.16 一回目の反対署名を浜松市の男性が提出。約600筆。 ・島田市に対し最終処分場地区の住民が抗議文にその地区64件中62件の署名を付けて、説明会の開催を迫る。 ・市内各地で住民自ら勉強会を開催。 ・複数の個人団体から、質問書や抗議文が出される。 
◆2012.2.15 までに、市内外合わせて約1万筆の署名提出。提出時には市役所に約200人が集まった。
◆2012.2.16 試験焼却実施。焼却施設に細野大臣現れる。そこでの住民とのやりとりの一部を、繰り返しテレビで流され、放射能に過剰反応している過激な反対派と言う印象付けをされてしまう。その後、市内での反対活動に対する目は冷ややかなものに。 
◆2012.2.22 バラバラに反対の声を上げていた人達のキーマンが集まり、ネットワークを立ち上げる。安心して暮らせる島田をつくる市民の会(通称、あんくら島田)  国が島田市をモデルケースに全国展開しようとしているので、こちらも全国各地の反対活動に参考となるよう、ブログ等で情報発信を始める。 
◆2012.5.25 本焼却実施されるが、大きなコンクリートの塊が入っていたことにより10トン予定のところ6トン焼却にてストップ。この前々日には、最終処分場の地権者7名から、契約が成立していないのに本焼却を始めることに対して、抗議の通知書を提出。 
◆2012.5.29 震災がれき10トン中6トンの焼却灰を最終処分場に搬入されたことに対して最終処分場地権者が記者会見を行う。 市は、焼却灰を埋めずに最終処分場内にブルーシートをかけて仮置き。 
◆2012.6.28 最終処分場地権者より通告書提出。契約も住民との折り合いもついていない状態に再度抗議。
◆2012.8.9  催告書提出(期限は9/30) 市の不誠実な態度に対し抗議し、協議を求める。返事の無い場合は土地の返還を求める。 
◆2012.8.12 借地料が振り込まれる 
◆2012.8.16 反対地権者全員で返金 
◆2012.9.18 契約が成立していないのに借地料を振り込んできたことに関する質問書提出。併せて要望書提出(期限は9/25) 
◆2012.9.25 島田市から回答書を受け取る。 
◆2012.10.1 催告書の期限が過ぎたので看板を立てる。島田市へ再質問書提出。 
◆2012.10.5 島田市から再質問書の回答書を受け取る。 
◆2012.10.11 島田市は看板を無視して搬入し続けるため、立ち入り禁止のロープを張る。 
◆2010.10.13 震災がれき市民サミット開催。富山県の反対グループの方をお招きして岩手県視察についてのお話を伺い、交流を図る。 
◆2012.10.17 反対住民のネットワークより、公開質問状を提出。(静岡県、静岡市、浜松市、島田市、裾野市) 
◆2012.10.18 本焼却が再開される。 
◆2012.11.1  島田市は反対していない地権者の土地に搬入口を新たに作り、焼却灰の搬入を再開する。 
◆2013.1.28  最終処分場地権者へ仮処分申請の通知。 
◆2013.2.6   仮処分申請提出 
◆2013.2.13  島田市地権者市を提訴の通知 
◆2013.3.18  島田市の瓦礫受入れ終了。628トン 
◆2013.3.21  島田市地権者が市を提訴  

『安心して暮らせる島田をつくる市民の会』(通称:あんくら島田)私たちは静岡県島田市での「震災がれき広域処理」への疑問から活動を始めた年齢や立場・市内か市外かなどの「枠」にこだわらない個人有志の集まりです。http://ameblo.jp/ankurashimada/ 

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島田市伊太小学校と大津小学校の放射能汚染データ
http://ameblo.jp/ankurashimada/entry-11248993810.html 

【子供会活動】ゴミ拾い&線量チェック
http://ameblo.jp/ankurashimada/entry-11255835678.html    


試験焼却前に市民が自主的に行った市内の土壌調査の結果(調査機関:株式会社八進)


KAZE to HIKARI 記事転載ここまで*********************************************

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