井戸川元町長の言葉を紹介します(双葉町ネットの報告会@参議院議員会館) | あんくら島田のブログ

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2013年4月22日に行われた双葉町ネットの報告会での井戸川元町長の言葉を紹介します。

http://www.ustream.tv/recorded/31812189


井戸川元双葉町町長より

憲法をまもるべき国会がまもっていない。町長の任にある時は、縛りの中で仕事の成功報酬として町長として成功報酬をもらってきたと思っています。除染の話をきいて、みなさんどう思われたでしょうか。法がないとまもらない、法を準備しない不策に問題ないのでしょうか。本来あるべきプロセスを経ずにただ来ている。末端の方々が被爆している。被爆の管理、線量計なしで仕事をしている。これを許している国は国家ではないと思います。
避難所の扱いについては管総理が来た頃から聞いている。本来事故起こした本人が仮の住まいを用意すべき。東京電力が我々のところにくるべきが、日本政府を東京電力が下請けに使っている。
なぜ被害者(住民)が加害者(東電)に使われなければいけないのか。管総理のあとにもいろんな大臣がきて訴えた。こんな恥さらしなことをいつまで日本はしているのか。騎西高校(避難所)は海外のメディアも多く撮影している。

私は、運転手を使わずに福島を周り、いろんな資料を自分で作って来た。責任ということを常に重く感じています。事故は起こさないでくださいねという約束をしてきました。会議を欠席したということで不信任となりました。原子力安全保安員に対しては、わたしたちが避難所に住むのではなく、彼らが牢屋に行くべきだと思っています。
除染の方法については、ありえない。除染というのは閉鎖的な空間の中である言葉で、自然界で使うことのできることではない。(除染を)誰がやるのか?と聞いたら「東電です」といった。経営感覚のない事故の責任は国民が追わされている。除染の法律の中に、「国民の責務」ということが入れられている。そのような不合理をしているのが、政府対策本部、エネ庁などです。どうしても今までの経験のある方々が、現在のポジションに就く。細野環境大臣の目の前で、チェルノブイリのやり方でいきますといったが、それは良く知っているという。それなのに、我々を放射能の海でまた5年間苦しめるのか。3月28日「早期定住プラン」人々が福島にすみつづけるために、これには、東電や地元に任せずに国が・・と書いてある。県は県で作ったプラン、県は県で作ったプランを我々に押し付けます。このプラン策定に先だって行なったアンケートで、どの町でも、早く帰りたいという人は少なかった。圧倒的に、帰らないと決めている方もいる。「早期帰還を求めている我々」はいない。
「20ミリシーベルトで住める」というのは、我々をいれた議論ではない。今度の事件は、双葉郡だけではなく、人類の問題と考えている。ヨーロッパでは0.3ミリシーベルトで避難、食品は、8ベクレル、子供は4ベクレルというところもあります。事故を起こした連中が、頭ごなしに20ミリシーベルトで帰れという。これを云々いまはいわないが、事故を起こされた我々の視点をいれていないということ。そして、これが、前例となってしまうということを覚えておいてください。

放射性物質、あの場にいて、空から降ってくるものをかぶりました。健康調査行も双葉町は外されたまま。国もダメなら、県もだめだと思う。でも、仕事もなにもないから、除染の仕事に就く。
線量計もなにもない環境で除染をやらされている。線量がわかれば、誰も全国から来なくなる。自分たちでやらなければという人が出てくる。あの電気は、私たちは一度も使ったことはない。放射能まみれになって、ずっと喜んで来た。町長になったときから心配してきた。7、8号機を作るのはずっと賛成でした。古い原発をリニューアルするために推進でした。

国民の権利を決定づけるのは、我々主権者です。総理大臣でもないはず。
常識的に考えてください。この事故は誰がおこしたんですか。自分は現場納めることと賠償だけですと東電はいう。あとは国です。
バズビー博士は年0.1ミリシーベルトが避難の目安ではないかといっている。我々がこういう住まわせ方をされているのに、わかっているんでしょうか。外国では0.1ミリシーベルトといっているのに,
20ミリシーベルトというのはどういうことか。我々は、安く東京電力に売られてしまいました。

日本国民として、将来の子供たちに被爆をさせつづけている私たちは将来の国民として育てているといえるでしょうか。大人として、国家としての威厳と品格。

何よりも、我々は避難途上であるということ。
残念ながら、1名の方が任期中に他界されました。これから新町長はどう町民と向き合うのでしょうか。
福島県内は20ミリシーベルトにしないと危険なところなんです。管理区域だらけになってしまうんです。ジュネーブでこのことは世界に伝えています。管理区域をいうと、いわきもそうです。仲通もそうです。自然からのおくりものをとってはいけません。食べてはいけませんというマップです。このデータは、福島県から送られてくる農林のほうから送られてくるデータでつくっています。ねつ造ではありません。
いま県内にいる子供たちは心を痛めています。いま、心療内科は満員だそうです。土をみると怖がるのだそうです。屋内体育館を作ったからこれでいいという国会答弁をきいたとき、虫けらにも劣ると思いました。発達障害もおきています。身体が育つが筋肉が発達しない。筋肉や骨の異常が起きている。
国には、公平公正な判断で事故処理にあたる組織を作ってもらいたい。
我々の避難生活は、(避難所ななく)仮説であっても、ひきこもりやうつになっている。高齢化も進んでいる。放射能の影響ですすむ、ブラブラ病もあります。やる気のない町民がでています。こういうことを放置してはいけないと私は思います。




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