ULTEGRA 6800 のレビュー(とギアの話) | インデックス投資家からの脱却(アンチインデックス)

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インデックス投資について疑問に感じたこと、インデックス投資に代わる投資法を書いていきます。

先月、手持ちのCAAD4ロードのコンポとホイールを全てULTEGRA 6800にアップグレードしました。
何回か走りに行って感覚がつかめてきたので、自己満足のレビュー記事を書きたいと思います。

アップグレード前の主なスペックは
ULTEGRA 6503 52-42-30
リアスプロケット 12-23 9s
ホイール
フロント Ambrosio Balance+SORA
リア Mavic Open Pro + 6500 ULTEGRA
です。

アップグレード後は
ULTEGRA 6800 46-36(シクロクロス仕様)
リアスプロケット 12-28 11s (ここだけDura-Ace)
ホイール
フロント リア 共にWH-6800
です。

大きな違いを感じる事が出来たのはリアスプロケットの11速化です。
9速の時は、今どこのギアに入れているのか頭の中で全て分かっていました。
例えば「今は42×17だな」とか自動で頭の中で認識出来ていました。

しかし、リア11速化にしてリアのスプロケットが急に多くなったため、頭の中でギアが把握できなくなりました。
最初はそれに違和感を感じたのですが、リア11速あると、そもそもそんな事は把握しなくていいのだと言う事に気付きました。
9速の時は、トップ側に何枚のギアが残っているか、ロー側に何枚のギアが残っているか把握しておかないと
上り坂で苦しくなった時に困る時があったのです。
しかし、リア11速だと、必要なギアは全て揃っているので、ギアが足りるとか足りないとかを考える事無く、気兼ねなくギアチェンジしていけます。
これは11速化の大きな利点だと思います。

また、フロントの変則はとても速くなっています。
以前使っていたギアの
42→52と現状使っているギアの36→46とではフロントの変則は同じ10Tの差のギアチェンジとなります。
6800アルテグラはこの10T間の変速性能が向上していると感じました。
遊びが全くない感じで変速してくれます。

次にホイールですが、私が以前使っていたホイールは、かなりガタがきていて比べるのもおこがましい感じです。
まず、最初に思ったのは
「踏み出し軽い」
です。
そして、上りも圧倒的に軽い
ULTEGRAでこんなに軽く感じるなら、Dura-Aceやカンパの高級ホイールってどんだけ軽いんだと思いました。
そして、直進安定性や低速での安定性も向上しました。
ただ、これは以前使っていたホイールは縦振れ、横触れ、ホイールセンターのずれがあったので、それが改善された結果だと思います。
ホイールはチューブレス対応ですが、チューブレスを試す予定は特にありません。

全体としてはとても満足しています。
さすがに10年以上前のコンポとは一味違うなという感じです。(10年前のコンポにガタがきていたとしても)

最後にギアの話をしたいと思います。
私が選択したフロント46-36とリア12-28に対して
「お前そんなんで下りのギア足りるの?」
という疑問を持つ方もいるかも知れませんが
答えは「現状足りる」です。
鈴鹿サーキットでのレースや高速コースでのクリテリウムレースをするなら足りないのかもしれませんが、
一般的なホビーサイクリストが走る、日本の普通のコースで足りなくなる事はほとんどないと思います。
46×12のギアでケイデンス120で回せれば時速60km近く行くので、これでギアが足りないという人は次のいずれかです。

・すさまじい剛脚の持ち主(ロードなんかに乗っていないで、競輪選手になる事をおすすめします)
・公道における安全走行の概念がない馬鹿
・ケイデンスが足りない回転力不足

もちろん鈴鹿サーキットなどでのレースで
「下り70kmでアタックしないと逃げ集団からちぎれてしまう」
みたいな場合にはギアが足りません。
しかし、こんなレベルでレースをしている人は日本にほとんどいないでしょう。
というか、このような場合でもコンパクトクランクの50×11もあればギアは足ります。

私見ですが、ロードのノーマルクランクの選択肢はアマチュアレーサーには全く必要ないと思います。