8月30日、名駅前東口にて街頭活動を行いました。


70年前、連合国軍最高司令官総司令部マッカーサー元帥が厚木基地に降り立ちました。パイプを口にくわえ誇らしげな態度とは裏腹に、日本軍の反乱や国民の暴動を恐れての上陸でした。今までアメリカが植民地支配をしてきた他の国では、それが当たり前だったからです。日本国民を大量虐殺した本土空襲、広島、長崎への原爆投下。日本人の怒り、憎しみの矛先が占領軍に向けられるのは当然こと。しかし、日本人は恐ろしく冷静でした。何か罠があるのではないか?と勘繰ったほどだそうです。

WGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)とは、戦後GHQが日本人に戦争に対する贖罪意識を植え付け、誇りと品格を奪い、二度とアメリカに逆らうようなことがないよう属国化することを目的とした洗脳計画です。


いまだに国内世論が纏まらないありもしなかった南京大虐殺。事実を歪め侵略とされた日韓併合。大東亜戦争に至ったのは全て日本が悪いのだと洗脳するための満州事変、盧溝橋事件等の日本有罪論。アメリカによる広島、長崎への原爆投下を正当化するため、日本軍が香港大虐殺、フィリピン大虐殺を行ったとの嘘の宣伝工作等。これらは、すべてGHQのWGIP、洗脳計画によるものです。


文芸作家の江藤淳氏は、著書「閉ざされた言論空間」の中で、「WGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)」は実際に行われたとし、その名称は、GHQの内部文書に基づいている」と主張しました。しかし、この文書は未公開であったため、WGIPの真偽が疑われていました。しかし、今年になって、関野通夫という人が執念で、その文書を発見しました。


明星大学で、占領下の検閲について研究されている勝岡寛次氏を訪ねた関野氏は、『国立国会図書館所蔵GHQ/SCAP文書目録第2巻CIE/民間情報教育局』という目録を閲覧し、明星大学教授高橋史朗氏の助けで文書の絞り込みを行い、目録ページ数500ページ、文書2万5千点の中からWGIPに関する文書を見つけました。






内容は、極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)の正当性を十分に報道するように、広島について総括するアメリカの論文を日本語に翻訳するに際して考慮を払うこと等日本人を騙し、愚民化するための方策が書かれているようです。


WGIPで、アメリカが日本に対して行った洗脳計画は、医療・福祉、農と衣食住、教育と宗教、メディア、戦後日本文化、政治・経済、外交、軍事と航空、憲法と法と多岐にわたります。


◆焚書

占領下で行われた許されざる焚書では、7100冊程度の貴重な文書が消され、アメリカに移送されました。

対象となった文書は、「米英挑戦の真相」、「ABCD包囲網 対日包囲網の悪辣さ」、「皇国大日本史」、「皇国史概要」、「国民の書」等、連合国軍の実態を暴いたものや日本人が歴史的真実を知り、誇りを失わないためのとても大切なものばかり。日本を属国化したいアメリカにはどれも都合が悪かったようです。役所、学校、書店などの流通機関では、完全に秘密裏で焚書が行われました。図書館に置いてあるものは、没収することで国民に気づかれるのを恐れ手付かずでした。そして、没収された書物のうち、8割は国立国会図書館に現存しているそうです。一部の研究者が、研究を重ねていますが、焚書の実態の全貌を知るには容易な作業ではないようです。


◆手紙等の検閲

GHQは、電話、電報、私書、私的な手紙の検閲も行いました。日本人の嘱託が私的な手紙を日本語から英語に翻訳し、米軍の検閲官に渡します。GHQは、慎重に翻訳者にも検閲官を付けました。正確に翻訳がされていなければ、即クビが飛びます。貧しかった時代、已む無く検閲に従事した日本人もいたようです。検閲された手紙は、日本人のプライバシーに関する手紙が2億通。電報は、1億3千万通。電話は80万回が検閲されました。


「閉ざされた言論空間」江藤淳著の中で、検閲官が摘発した日本人の手紙が紹介されています。        

「突然のことなんで驚いております。政府がいくら最悪の事態になったといっても、聖戦完遂を誓った以上は、犬死はしたくありません。敵は人道主義、国際主義などと唱えていますが、日本人に対してしたあの所業はどうでしょうか。数知れぬ戦争犠牲者のことを思って欲しいと思います。憎しみを感じない訳にはいきません。」


「昨日、伊勢崎町に行って初めて彼らを見ました。彼らは、得意げに自動車を乗り回したり、散歩したりしていました。橋のほとりに居る歩哨は、欄干に腰を降ろして、腰に掛けた小銃をぶら下げ、チューインガムを噛んでいました。こんなだらしのない軍隊に負けたかと思うと、悔しくて堪りません。」



言論封殺は、例え占領下においても許されるものではありません。GHQは、占領下の日本での言論封殺を正当化するために、「ポツダム宣言で日本は無条件降伏をした」と喧伝しました。しかし、日本はアメリカに無条件降伏などしておりません。したのは軍部であって、それも僅か4,5年後には、朝鮮半島の緊迫により、共産主義国家との対峙を已む無くされたアメリカは、日本の武装解除が誤りであり、日本が真の敵ではなかったと遂に悟り、警察予備隊の設置を行いました。


◆プレスコード

1.SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
2.極東国際軍事裁判批判
3.GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
4.検閲制度への言及
5.アメリカ合衆国への批判
6.ロシア(ソ連邦)への批判
7.英国への批判
8.朝鮮人への批判
9.中国への批判
10.その他の連合国への批判
11.連合国一般への批判(国を特定しなくとも)
12.満州における日本人取り扱いについての批判
13.連合国の戦前の政策に対する批判
14.第三次世界大戦への言及
15.冷戦に関する言及
16.戦争擁護の宣伝
17.神国日本の宣伝
18.軍国主義の宣伝
19.ナショナリズムの宣伝
20.大東亜共栄圏の宣伝
21.その他の宣伝
22.戦争犯罪人の正当化および擁護
23.占領軍兵士と日本女性との交渉
24.闇市の状況
25.占領軍軍隊に対する批判
26.飢餓の誇張
27.暴力と不穏の行動の煽動
28.虚偽の報道
29.GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
30.解禁されていない報道の公表


中国、朝鮮への批判、連合国軍への批判、東京裁判への批判、検閲制度への言及など、主権を回復した現在でもマスコミが占領下の状況と何ら改善されていないのが良く分かります。日本のマスコミは、その実態とは裏腹に、今だ国民からの厚い信頼に護られ、国民の中には報道内容に疑いを持たない人がまだ多く存在します。その国民の意識が、マスコミに胡坐をかかせている。先日、WGIPがある関西のTV番組で取りあげられたそうです。日本は確実に正常化が進んでいると思います。
しかし、WGIPの洗脳から日本が完全に解かれるまで、戦争はまだ終わっていません。



「洗脳から目覚めよ日本!」 アメリカが仕組んだWGIPの呪縛とは?

https://www.youtube.com/watch?v=QowZnIfT50Q

https://www.youtube.com/watch?v=_TjGyB8qqiE

https://www.youtube.com/watch?v=TO__jp4gohE

https://www.youtube.com/watch?v=0Fy7wv8_80U

https://www.youtube.com/watch?v=NwlAjJtmCuM

https://www.youtube.com/watch?v=fQTc2ZkqRKE


参考図書:「眞相箱」の呪縛を解く 著:桜井よしこ

       GHQ焚書図書開封  西尾幹二

       日本人を狂わせた洗脳工作 関野通夫