8月5日の大村知事の会見の主な部分を文字起こししました。



『…企画展の一つ”表現の不自由展 その後”につきましては、3日でということにさせて頂きました。…大変残念なことに、脅迫、恫喝、電話対応した職員の名前を聞き出して、それをネットに貼り付けて誹謗中傷するというとか心ない動きが沢山ありました。ガソリン携行缶を持ってお邪魔しますね、というテロ予告の様なものもありました。…安心安全に多くの楽しんで頂くという観点から今回この”不自由展”は、3日までという事にさせて頂きました。…津田監督とも相談して合意をしてこういう判断をしたということなので御理解を頂けたらと思います。…こういう卑劣なメールがくることは、言語道断だという風に思っております。きちんと対応をして頂きたい。…』
「河村市長からの公文書も届きました。『…日本国民の心を踏みにじる行為で許されない。展示の中止を含めた適切な対応を求める。』」
「杉本衆議院議員の名前で、作品を特定して『不適切であり展示中止を求めます。』これも公文書でしょう。」
「河村さんの発言は、憲法違反の疑いが極めて濃厚ではないかと思っております。憲法21条はですね、集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。第2項で、検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。ポイントはですね、国家が予め介入してコントロールすることはできない。…公権力が思想内容の当否を判断すること自体が許されていないのです。とこういう風な解説が、まあだいたい定説なんでしょう。ということだと思っております。…公権力者として問題ではないでしょうか。」


大村知事は、この発言の後も終始被害者の立場から被害状況を繰り返し大げさに報告しており、主催者として内容に問題のある作品を展示したことについては、全く反省していない様子。

憲法第21条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

過去に、憲法21条2項、検閲の禁止に抵触しているのではないかと裁判になった事件がある。”岐阜県青少年保護条例事件”もその一つ。青少年の育成に相応しくない有害図書を指定することが検閲ではないかという議論から裁判になったこの事件は、結果合法と判断された。わいせつ性や残忍性のある書物は、青少年の健全な育成には不適切であり、目的達成のためにはやむを得ない規制であると最高裁が判断したのだそうで。表現の自由は保障されても、公共の福祉が優先される事例であるといえる。

憲法第12条
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。
又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

全ての人に人権は保障されるが、衝突が生じる可能性もある。それを調整するために個人の自由、権利よりも公共の福祉を優先することが憲法12条に定められている。自由、権利の濫用を戒め、人権が全ての国民に押し並べて保障される機能がある。

「河村市長の発言は憲法違反の疑いが濃厚」と会見で述べた大村知事ですが、河村市長は、憲法12条に違反する展示物であるとして懸念を表明しただけではなかったかと思える。








まあ、よく言えたものだと呆れます。



特攻隊員は、間抜けな日本人ですか。ご公務で尊い命を落とされた方々です。『皇国のために命を捧げることを誇りに思う。どうか悲しまないでください。』と家族へ向けて遺書を残した方もいます。知覧特攻隊が散華した頃は、すでに日本の敗戦は濃厚でした。しかし、敵の本土上陸を阻止する為に自らの命と引き換えに国土、国民を護って下さったのです。それのどこが間抜けなのですか。英霊は既に命を落としており、名誉を棄損されても訴えることもできません。よくこんな惨い作品を展示できたものだと呆れる。大村知事には、日本人としての心がないんだろうか?



これは、チョッパリピースといって、韓国人が日本人を侮辱するポーズですね。なぜ、左翼活動家の津田大介が芸術監督になったのかも不思議ですが、並んでポーズを取っている大村知事の公人である以前に人としての品行の悪さが信じられません。



天皇陛下は、憲法においては、日本国の象徴であり、国民統合の象徴です。占領憲法が施行される以前は、神の子孫であり、神聖不可侵な御存在でした。憲法が変わって、この事実が変わったのでしょうか。天皇陛下は、国事行為として宮中祭祀、神道の儀式も行われます。天壌無窮の神勅を守り通しておられるからです。憲法が変わっても、この事実は変わらず、日本人の認識も心情も変わっていません。日本中にある神社が放火される事件に日本人は、憤慨し、胸を痛めます。それと同じです。不敬な展示物に来場者が気分を害するのは当然ではないでしょうか。皇室への侮辱でもあり、国民一人一人に対する侮辱であり、挑戦でもあります。

あいちトリエンナーレは、文化庁からも補助金がでていますが、補助金の不正受給にあたるのでは?という意見もあります。国会議員の先生方は、補助金の不正受給には反応が良いと聞きました。地元の代議士の先生に要望書など送るのも良いかもしれないですね。