8年前に別のアカウントで書いていたブログ記事です。


イギリスのロックバンドQUEENのドラマー、ロジャー・テイラーが難聴になっているらしい。

何でも奥さんに”TVのボリュームが大きすぎるわよ!耳鼻科に行ってらっしゃい!”と言われたとか。

今では、人の話も口の動きで読みとれる技を習得し(何ていうんだっけこういうの?忍者みたい!)、日常生活には支障がないようだ。

バンドのメンバーの中でも、一番耳を酷使し難聴になりやすいのがドラマーだそうで、大きな原因は、あの心地よいおもちゃの兵隊さんが叩くドラムの様なジャカジャカした音を出すスネアドラムだそう。

Freddieが健在だった頃、QUEENは死ぬまで活動を続ける。”4人の老婆も悪くないだろ!”と引退説を否定したことがあった。

その意思を継いで活動を続けているロジャーにエールを贈りたい。

さて、初期の頃のロジャーは、ご存知の通り他のメンバーに比べて作曲能力が低かった。

ロジャーファンからも、”顔が良いだけの奴!”  と言われ、

変態的に素晴らしいFreddieの曲に酔いしれるロジャーファンの何割かは、レコードを聴きながら、ロジャーの曲になると、

レコードの針を次の曲の所まで移動させ、”あ~面倒くさいな~~”と思っていたとかなんとか。。汗

ボヘミアン・ラプソディのB面が、ロジャーの”I'm in love with my car.”になった時のブライアンの怒りは、ファンなら想像に苦しくない。

思えば、この頃からロジャーとブライアンの不仲に拍車が掛って行ったのではないだろうか?

しかしながら、QUEENのメンバーは一流で、

”あいつは能力がないから追い出せ!” という発想は持ち合わせていませんでした。

その判断が、後のQUEENが迎える難局を見事に救うことになる。

 

 


ロジャーが作曲した”Radio Ga Ga”は、世界19カ国で、第一位の人気を獲得し、QUEENが中期の低迷期から抜け出す大きなきっかけになりました。


初期の頃の”顔が良いだけの奴!”ロジャーから、後のロジャーを想像できたファンが何人いたでしょうか?

人の能力は他人からは計り知れません。