昨日、令和3年12月5日、奈良文化会館で開催された救う会奈良主催の「風化させない。国家犯罪拉致事件」の集会に参加してきました。始めに、救う会奈良代表で、吉水神社の宮司でもあられる佐藤一彦さんが挨拶をされ、拉致被害者家族連絡会の増元照明さん、石平さん、元衆議院議員の西村眞悟先生が登壇されました。拉致被害者を取り戻す気概のない政治家への怒り、占領下のスパイ活動防止法の廃止により拉致実行犯が逮捕される事もなく日本で暮らす不条理を其々の登壇者が訴えておられました。平成14年の日朝平壌宣言では、過去の日本の植民地支配(併合であって植民地支配ではない)に対する謝罪と日朝国交正常化の交渉開始を約束し、5名の拉致被害者以外は、死亡したと宣言され、トラック二台分の松茸を政府専用機に積んで帰ってきました。家族会の方々の絶望は如何ほどだったでしょう。後に北朝鮮は、日本海へ向けてミサイルを何発も打ち込み、共同宣言は反故にされましたが、自国民を拐われたにも関わらず、いらぬ謝罪までして松茸という賄賂まで受け取り、最大では800名いる可能性のある拉致被害者をたった5名の帰国で、その後の進展はない。正恩の代には、親が認めた拉致をなかったと言い放っている。集会の後には、デモ行進が行われ、そちらにも参加しました。観光地で賑わう中を拉致被害者奪還を訴えました。観光ムードには似合わないデモでしたが、沿道からは沢山の人方から温かい声援を頂きました。そして、主催者の終わりの挨拶では、高市早苗さんを国会議員にという悲痛にも近い、しかし大変力強く訴えておられました。

 デモ終了の場所が奈良公園でしたので、夕暮れで観光客も疎らになった公園で春日大社に帰っていく鹿さんたちとしばしの間戯れました。写真の鹿さんに鹿煎餅をあげているのは、在特会島副会長。

 拉致被害者は、極寒の北朝鮮で日本政府の救出を待っています。日本で暮らす私達にとっての一日は、針の筵の様な北朝鮮で暮らす拉致被害者にとっては、如何程に長い時間でしょうか。岸田内閣には、本気で拉致被害者を取り戻してほしい。