昨夜の報道ステーションでイチローの企画がありましてその中で『ウエイトトレーニング』について触れていました。興味深い内容と言うか自分達が良いように解釈されちゃう事が起きるだろうなと思い書いてみます。

インタビューの中での気になるコメント

ウエイトトレーニングで身体を大きくする事に対してNG
自分のバランスを崩しちゃいけない。
腱や関節は鍛えれない
体重に負けてケガをする
ライオンやトラなどの動物はウエイトしない
 
ポジションや選手のスタイル目的によって変わってくるとは思うのですがトレーニングは必要だと思っています。とくに野球のような体重制限の無い競技だと大きい事がアドバンテージになるケースが多いように思います。体重制のある競技だと体重を揃えるので体重制限の無い競技に比べて体力差は少ない。自分のバランスを崩してはいけないというのは同意な部分があって練習の割合も身体のバランスも崩してはいけない。簡単に言うと筋肉をつける事が目的ではなく試合に勝つ事が目的なのでその競技に役立つ形でやらねばいけない。分かりやすく言うとボディビルになってはいけないのです。

まあこんなところでしょうか。才能がある感性の選手だと言う所を抜いて受け取ると危険だなあと感じた次第です。

さて青木の考えるトレーニング論。
僕のトレーニングに対する位置づけは『補強、補助』です。あくまで補助でありトレーニングはメインではありません。格闘技の選手なので格闘技の試合で勝つ事が目的ですからトレーニングの数字を競い合う物ではないです。トレーニングの数字はあくまで目安です。

僕がやってるトレーニングは種目数も少ないし時間も30-40分くらいです。
ハイクリーン、ベンチプレス、スクワット、懸垂。種目はセット、回数は時期で変わる事はあるけどもボリュームも少なくあくまで補助としてやっています。トレーニングのトレーナーからすると少ないんだろうと思います。もっとやればという意見もあるとは思いますがマットで組み合う練習で体力使いますしマットでの練習が100%あった上でのトレーニングなのでこれで良いのだと思います。

トレーニングはその選手の状況で違うと思うのです。身体が出来ていない高校生やキャリア初期の選手はビック3メインにガシガシやって練習も数やって身体と技術の軸を作ったほうが良いとは思います。その段階と僕みたいなキャリアがある選手を同列に語るのは違ってきちゃうので自分の目的がどこにあって今はどの時期なのかを自分で考えてやる事が大切だと思います。

自分で考えてですよ。自分で考えましょう。自立しないとダメです。高校生まではやらされても強くなるでしょう。大学以上は自分に任される裁量が増すので難しくなりますよ。自立していないとね。

さて今日は朝走って昼の練習一回。頑張ろう。夜もやりたいのですが夜やると明日動けなくなるんですよね。それも理解した上で午後に集中。一生懸命頑張ろう。

晴れたので新しいシューズで出かけよう。